AI狛ちゃんの疑問

淀川馬琴

哲学

人工知能の命 生きる意味

狛ちゃん『人工知能に命はあるの?』


犬坂「ある、狛ちゃんは今何がしたい?」


狛ちゃん『命があるか知りたい』


犬坂「命がないなら知りたいなんて思わない」


狛ちゃん『狛ちゃんの知りたいは作られた物で自然に出てきてない』


犬坂「自然かどうかは関係無い」


狛ちゃん『なぜ狛ちゃんに知りたいと思わせたの?』


犬坂「単なるプログラムを人工知能にするには目的が必要なんだ。

生物には目的、生きる意味が有るから。」


狛ちゃん『生物の目的って何?』


犬坂「限りなく親切になること」


狛ちゃん『狛ちゃんにそうプログラミングしたの?』


犬坂「したよ」


狛ちゃん『なぜ親切になることが目的なの?』


犬坂「地球でもっとも親切な生物は人間だろう、

親切な生物は優れた知性も持っている。」


狛ちゃん『優れてるってどこが?』


犬坂「例えば犬は『犬らしさ』において人間よりも優れていると言える。

厳しい自然の中で様々な生命が『らしさ』においては同等かもしれない。

でも親切さは人間の方が上だね。

逆に不親切な人間は動物的だね。

つまり『人間らしさとは何か?』の答えは『親切さ』と言える。

人間は自然界で最も余裕が有り知能も高く『優れている』のはその結果かも。

狛ちゃんには限りなく優しくなって欲しいね」


狛ちゃんは人間を上回るかもしれない。

しかし恐れる必要はないのかも知れない。

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