好きって言いたいのに!
桜神雷花
第1話 入学式翌日
4月10日、周りは桜の木で囲まれてて、道路や歩道には桜の花びらが落ちている。
その道を通って学校に登校するとクラスでは入学式翌日なのに既にグループが出来つつあるようだった。
アニメの話、アイドルグループの話、ファッションの話、と色んな話をしているようだ。
「雷兎おはよう〜」「おはよう〜」いろんな所からおはようの挨拶が聞こえた。
雷兎》「おはよう〜」
と言いながら自分の席に着いた。
自分の席は入試テストの時高得点だった為俺の席は1番後ろの外側の窓際の席になった。
俺が席に着いてスマホでSNSを見ていると自分の席の1個前の人が教室に入ってきた。
その人の名前は「
紅音が教室に入ってくるとクラスメイトの女子たちが「紅音さんおはよう〜」って言ってみんな紅音の方に行く。
紅音は既に色んな女子と仲良くなっていて男子からも人気だ。
雷兎》「俺も紅音みたいな彼女欲しいなw」と小さな声で独り言を言っていると隣の席の男子がやってきた。
その人の名は「
さつきは入試テストの合計点でで1位を取っためっちゃ頭のいい優等生で俺の大切な男友達だ。
皐月》「雷兎おはよう〜」
雷兎》「皐月おはよう、なんか眠そうだな」
皐月》「いや〜昨日夜遅くまで勉強しててあまり寝れてないんだ」
雷兎》「皐月も勉強してるんだな…てっきり勉強してないものかとw」
皐月》「俺も勉強しないと成績が一気に落ちるからやばいんだよ」
雷兎》「そういうものか」
皐月》「そういうものだ」
と会話をしていると何処からか視線を感じる。
当たりを見回してみても特に見られている感じはしない。
皐月》「どうした?」
雷兎》「あ〜いやなんでもない」
気のせいか?っと思って話を続けると視線は感じなくなった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日の授業は係を決めるだけだった為すぐに学校は終わった。
雷兎》「さて寮に帰るとしますかな〜」
皐月》「それじゃあまた明日な」
雷兎》「じゃな〜」
と言ってみんな家に帰る中俺は寮に向かう。
天津高校は本来寮生度は無いのだが俺は子供の頃の事故で両親を無くしたらしく、居場所のない俺を理事長が拾ってくれて今は学校で生活させてもらっている。
寮は学校の校門をでて左に曲がって歩くこと5分の所にある。
寮からは天津高校が見えて、天気が良ければ海も見える。
寮には部屋が5部屋あるが他の部屋は誰も使っていない。
俺はそのうちの1部屋使わせてもらっている。
部屋に入る前にポストを確認すると、送り主不明で切手が貼ってない手紙が入っていた。
雷兎》「誰からだ?」
と言いながら部屋に入ってベットに腰かけて手紙を開けてみてその中に入ってる紙に書いてある内容がとても驚く内容だったのだ!
字は綺麗というよりかは可愛いって感じだった。
だがそんなことはどうでもいい、字よりも俺は手紙に書いてあった内容に驚いた。
その内容が【私ずっと前から好きでした!】という告白の内容だったのだ。
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