7ページ目

昨日は休んでしまって申し訳ないです。

昨夜はそれはもう忙しくて忙しくて・・・。

色々あって疲れてしまって、そのまま寝ちゃいました。

今日からまた頑張っていきましょうー。


――――――――――――――――――――


ふと、空を見上げると、平筆で力任せに塗りたくったかのように、雑な色彩をしていた。

沈みかけの太陽から漏れでる赤い光が、さっきまでは青かった空を紅に色濃く染めている。

綺麗、だとは思わない。

どちらかというと、汚いとすら言える。

昼間見た青空は良かった。

雲ひとつなく、途切れる事のない空色が、どこまでも続いていて。

それに比べて今はどうだろうか。

半端に暗みがかった空は、テキトーに赤色が塗られていて、まるで小学生が描いたかのような空模様だ。

ちらほらと見える重苦しい灰色をした雲も、妙に癇に障る。

夕焼けが嫌いなわけじゃない。赤色が嫌いなわけじゃない。雲が嫌いなわけでもない。

何故か今日だけは、いつも見るこの空が嫌いだった。

「きったない色だなぁ。」

そう言って僕は、左手に握りしめた、もう誰も読むことない、数分前までの僕の気持ちが綴られた1枚の手紙を、クシャクシャに丸めて、川に投げ捨てた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る