香り
お願い、もう少しだけ。
もう少しだけ、このままで。
あなたの体温と鼓動と香りが感じられる
この距離で。
優しい強さに包まれながら、眠っていたい。
昨日の夜の事以外
何もかも忘れてここで眠っていたい。
甘い香り。
ホワイトムスクがあなたと私をつなぐ。
離れてしまっても
この香りでいつでもあなたを思い出せる。
この香りだけで、この瞬間に戻ってこれる。
優しい強さ。
体温と鼓動。
切ない声。
けれどもやっぱりこのままで。
もう少しだけ、このままで。
この感触は、この距離だけだから。
わたしの全てであなたを包む。
もう少し、このままで。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます