黄昏ソファ

都稀乃 泪

私はだあれ?

私がソファで黄昏ていると、隣に誰かが座りました。

人一人分の隙間を開けて。


下を向いていたので隣の人が誰なのかすぐには分かりませんでした。


だから私は前を向きました。


そこにいるのが大好きなであることを期待しました。

だけど、そこに私はいませんでした。


私はの視界に映ってなんていなかったのでした。


だからが私を追ってくるなんて、そんなはずなかったのに。


「もしかしたら・・・・・・」


なんて期待してしまったが故の辛さなのに。


・・・・・・もう、期待はしないと決めたのに。

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