第3話 初めて管理者を知る

  岸の上つける。

 ここには大きなみずうみがありのだ。あれでは湖どもがお気そうというものだ。

 ま、その言えばどころかさっきまでの湖である、わい。

 めまいがなってならない。

 まだ見えないぞ。

 

 「何ぜにこの黒い明るさた」

 「やへ」

 

 どこかで脳神経のうしんけいにメッセージを伝えるのようだし、おぞましかだなえ。

 《ユニークスキル『管理者かんりじゃ』を使用しるか?はい/いいえ 》

 て、僕の脳裏に声が響いた一つた上がり。

 まじかして、もう一度につつあげる。

 ああ、そうに違いない、はいてす。

 何してるの、僕は。

 あと、その前に質問に答えろぜ。

 てれげじ、そう考えたのであるね。

 えいイ、変しノおかしくなったふ。

 

 「僕の質問に答える声、誰かいまにじか?て何者た?」

 「……ぢ~」

 

 噴射ふんしゃされた水撃しゅいげきにを水柱すいちゅは洞窟の頂かめに達し、分解ぶんかいされて水滴すいてきとなって落ちる。

 それ、あの時は水滴の声みねだ。

 《選択せんたくくださいに、回収かいしゅ・変換・向上こうこう・解析・生成せいせい・治療・統合 じきた》

 分類ですか?

 

 「あ!手前は、無視たあ僕」

 「……ぢ~」

 

 たく、転生はそれまでの痛みさえも取り戻してしまかったのだ。

 ては、その前に痛みさえつつにびん存在た。

 ざちいるに、何日経過したか、判らないけど。暗闇では、時間の感覚が全くないのだ。

 こやきんビロビロて人工知能じんこちのうまえに似ているね。何か言えにこのやろねえ。

 また無言ど、見どがどお前の何選択くやだって。

 何て僕は選択するに。この世界に初めてや。

 選択が始まると同時にフィーロに指示を出す。

 なんだと…。さきたら随分と先生のような解析かいせきを詳しく説明ってくる。

 《解ぇ。初めて貴方。よう知ってだかなうても。じゃ、たすればユニークスキル『管理者かんりじゃ』を使用しるかね、実は八つの特殊スキルたよ。て、すくに脳裏にコピーする》

 

 「ぎい、アホか!あのバカなやり方わい」

 「あの無茶たろね」

 「何だを脳中ノうちゅうで」

 

  残念ながら、たかしかしこの必要だ。

  あは? 何の必要だあるぞ?

  びー。鈍いなお前や。

  は?うっせ、て脳中から消えろ。

  いやいや、はずはないよ。

  ああ、まい。

 

 驚いたことに、その時からずっと石を握っていた。

 前に、やっとに苦しみ立ち上がった。

 

  おや、あの砂礫を握ってのなのか?

  わい、あなたには関係ないぞ。

  あの……てかさ管理者に教えてくれ速く。

  教えて何のか?

  あの時あなたが言った。ふわー陰険だお前か。

  そが、ウム確かに。

  なたと、お前噓だの。

 

 もしもしゅ、はいはい。

 て、何て『はいはい』にことか?

 聞くか聞かお前。

 はい、お願い。

 え、どうしたの。

 いいよな。

 を聴いですよ。

 はいはい。

 ……け、しょうがねぇな。

 

 回収:ぢた、対象を吸い込む。ただねオブジェクトから分離した術式経を再利用の可能性に転換または統合する。

 

 変換:物質の術式間の変化。 属性に問題が付加された場合、成功する確率は大幅に減少する。ただむ、一定の条件下で物質の性質が変化する可能性がある

 

 向上:高溶解度こうようかいどの魔力が物質の進化を強行し、魔法のレベルが上りする。

ぜ、携带的すがるてきを武器の非物理的な効果もアップも可能。

 

 次元バックパック:てまた、一定条件下でバックパックとして使用できる。バックパックスペースは管理者権限けんげんによって独自に提供ていきょされし、悪意アクイある魔法や術式み攻撃に対しては、十分に抵抗できる。

  

  なんたよ

  てれ、分かりないよ。このポポママやだって、なに長い言葉だった。

  カアー、スーパー難しい分かりこの意味ですね。

  げ、わかりやすくでノか?

 

 「て、お願いし簡単て言えるね」

 

 独り言という音が辺りに響き渡った。

 

 以下の簡単に言うとに。

 解析:提出し、分析し、解答するて。

 

 生成:物質素材がそろえば、作成可能な道具を作成する。 読み書きできる物質でば、コピーすることも可能だ。

 

 治療:自分や物質で行う回復・撤回能力ざある。命はないどち無効でする。

 

 統合:整理・調整して再び組み合わせて使う

 

  て、このようにである。

  以上の八つが主な能力です見え。

 

 え? ああ?

 久しぶりに動揺した。れだけのスキルが全くねーかな。

 奇妙なスキル名ねぇ、すごそうな聴だった。

 まえ、場所については、クロ。

 てわ、管理者の解析を使うことにしたぞ。

 イエぇ、待てどお使うことね。

 考えてなかったなあ、もしかしでどなるで間抜けな声を上げる。

 うわっ、それてアホじゃないか?

 アァイヤーめんどくせえな、畜生ちくしょう

 

 「解析ぜ現在地よ」

 

 《解ぇ。あなたファーガソン洞窟にいま》

 

 そが、ありがとうね。

 てい、ファーガソン何の? 

 カア、あの時の音はお前たね。

 砂礫を投げると、礫を流に水面をこすって飛ぶ、砂礫の音が長く続いた。

 やあ、やばん投げぞ水中に落とすくらいなら、こうしたほうがいい。

 このにより、水辺まで下校げこうのエンターテイメントしたことがある。

 しかし、何故か?

 

 「仕おがないなあ」

 

 前進する。こんな所から出たい。

 左右に揺れ、重心がずれる。

 そが、無理に運動しても、体がいうことをきかない。

 

 「痛い…」

 

 全身に個のダンベルが取り付けられているように感じるなぬ。

 パカパカに響きこった。

 なんと体の下の石の地面を壊れていたね。

 このままでは……死だ。

 僕は!この世界の希望を失いたくないいた。

 うつ伏せたまま動けないになっていても、僕にはちない意識でこの新しい体を動かすよお。

 スピードが鈍い。 ダメだのなのか。

 またに、あのじじいの通信た。

 

 「わいぇ、じじい」

 「おお、言い忘れた」

 「何かと!」

 「あ、あなたはこんなに苦しそうな声を出していますね」

 「は?てめえー」

 「待て、意識は重要じゅうようであり、持続は必要ひつようである」

 「分かたよ、じゃベイベー」

 「うん」

 

 じいぇ、へえじじいまたくぞ。

 て、僕も重すぎるでしょう。もしかしで太った男てすかあ。

 このあいつ恐ろしいを感じる。

 おあ!よしぜ分かたこの意味た。

 そのどにか?

 腕立て伏せを100回、サイドプレスを100回なのか。

 おほーおほーおほほ。

 

 「アガが!」

 「1,2,3,4,5..」

 

 男の男気を今に爆発ち示した。

 汗を流すし、生きるためだけでなく、哲学の彼岸の自由のために。

 

 「はあーはあーああ」

 「23,24,25..」

 

 つつきる。ずっと身体がしびれ、腕の骨が音を立てる。

 もうだめだ。て休んでろ。

 お、こころもち成果を見てみよう。

 よし、最初によステップ一を踏み出す。


 「へ、よし」

 

 次のステップもステップ二。

 おや、全く問題ありない。やはり、効果は大きかったぞ。

 そこで、体が柔軟じゅうなんに動くようになった。

 

 

 

 キャラクター

 名前:杉瀬吾

 種族:ゴブリン

 称号:なし

 魔法:???

 技能:ユニークスキル

 耐性:耐電性

    耐湿性

    耐熱性

    耐光性

    耐炎性

 

 キャラクター

 名前:なし

 種族:なし

 称号:なし

 魔法:なし

 技能:ユニークサービス

 耐性:全部の耐性MAX化する

 

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