半透明


朝、起きたら

おれの尻が半透明になっていた

「ふわああっ」

あくびした

着替えた

尻が半透明だった

時計のちくたくという音が部屋を満たしていた

おれは思った

何かを

おれは尻に話し掛けてみることにした

「あのう………」

だが無視されたので孤独を味わった

「結局、自分の尻は友達ではないということか」

本当の友達を探すために仕事を休んでヴァルハラの丘へと向かうことにした


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