おれの名前は


おれの名前はいちごちゃんだ

よろしく

いちごちゃんは朝パンを食べる

メロンパンだ

何もおかしいことは無いよな?

お前は頭の中を空にしろ

そしていちごちゃんはよく平日の昼下がりに手淫をする

ベランダに擦り付けるのだ

おかずは太陽

すごくスケールがでかいんだな

いちごちゃんがとびっきり欲情する

「ミルクまみれのおれ………はあはあ」

日没をとうに過ぎてもまだやっている

信念が半端ではない

まさに手淫をするためだけに生まれて来たような存在

それがいちごちゃんだ

「また手淫だけで一日が終わってしまったか………まあいいや、手淫しよ」

そうぶつぶつと呟くとまた手淫を開始した

さっきとはまた一味違った味わいがあるなと感じた

おれは腹が減ったので料理をした

蓋を剥がしそこへ湯を注ぎ込んだ

するとラーメンが出来上がっているのだ

もう取り返しはつかない

何がって? この詩がだよ

いちごちゃんはシーフードヌードルが大好き

そしてついに我慢しきれなくなったお前が口を開いた

「いちごちゃんってなんなんだよ?」

その疑問にお答えしよう

羽山健太郎だよ


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