予感
このまま
闇に散るのか
それで
もうおしまいなのか
まだ何も
始まってはいないのに
そんな気がするのに
このまま幕は降りるのか
そもそもここは舞台ですらないのか
電柱の陰
そんな寂れた場所なのか
わたしの手首は自己紹介を開始した
ちょっと黙ってろよ
わたしは懸命にまともなふりをする
相手は苦笑いを浮かべている
こんな筈ではなかった
だが実際にはこれ以外の人生なんて何処にも用意されていなかった
わたしはきっと夢から覚めるだろう
だがそのあともう一度、夢から覚めることになるのだ
複雑な仕組みだった
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