ラブコメの世界だと信じてたのにまさかの異世界転生でその世界もなんか変な件について

濱栗饂飩

第1話 夢で、見たんだ、、、

俺の名前は仲野明人(なかのあきと)。普通の男子高校生だ。俺は今日、夢の中でお告げを聞いた。登校中の十字路で女子高生にぶつかるんだと。そこで夢の中に出てしたラブコメ(笑)の神が、「このボタンを押せば少し変わった人生になる。」と教えてくれた。俺は思わず押してしまったよ。普通のラブコメはあんなことやらそんなことやらしないイメージがある。つまり、

少し変わったラブコメ=✕✕が出来るかもしれない!俺はそう察したのだ。まあ所詮夢だ夢、信じない方がいい。



しかしなんと言うことか、俺は思いっきり遅刻をした。そして、登校中の十字路の近くに来た時、「いっけなーい!遅刻遅刻!」

という声が聞こえた、、、はっ!もしかしてあの夢は本当だったのか!?俺はウキウキ気分で十字路に出た。そして声のした方を振り向くと、、、

「まじかよ、、、」

メタボな女子高生やん!ざっけんじゃねえ!

一瞬にしてそう思った。そして、

衝突→バウンド

これはどういうことだ。確かに俺はラブコメ的な展開をさっきまで迎えていた。どこで間違った?これ、1週間は立ち直れねぇよ、、、

そう、そんな呑気なことを考えた時、俺の真後ろに車がある。あれ?これやばくね?あ、、、これ死んだやつ、、、

バーン


こうして俺は人間の短い生涯を終えた。何気に充実した人生だと思ったよ。ただ、ただ最後に青春の一つである恋愛をしてみたかった。母さん、親孝行出来なくてごめん。親父、孫の顔見せられなくてすまん。俺の息子よ、お前はいつも俺にくっついてくれていたな、、、ありがとよ。お前のおかげで男としての自信が持てたよ、、、


続く

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