エピローグ

 所長室と書かれたドアは、薄暗い廊下に人知れず佇む。

 その中は真っ暗で、パソコンの明かりだけが人物を照らし出す。

 しかしその人物が操作しているのではないことが明確にわかる。なぜなら彼は、全身を葉っぱで覆われているからだ。

 その葉っぱは随分特徴的で、それは──謎の生物とそっくりであった。

 パソコンに、文字が映し出される。

 ──それは、元清掃員らが研究員となるときの通告と同じであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

森は何を食べるか 成上 @Nai9

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ