犬へのかまぼこ

犬へのかまぼこ

俺の名前はワンス、飼い主のペットのオスの淡い犬だ。

ガチャッ

「ワンス、エサ持って来たよ」

この男の子は飼い主の子供の男の子、スワン。

「クン～クン～（エサだエサだ！）」

俺はペットハウスから出てエサ箱を覗き込んだ。

「クン？（なんだこれは？）」

あったのは柔らかそうな見た目のするエサだった。よく嗅いでると海の潮の匂いがした。

「じゃあ、行ってきます！」

スワンは家の道路を出てどこかへ行ってしまった。

「クンッ！（とりあえず食ってみるか！）」

俺はそのエサにかぶりついた。

「クン？（なんだこのエサは咬んだ瞬間、中から甘い苦みが出て来たぞ！！）」

俺は口の中に放り込むとそのエサのおいしさに感動しながら食べた。

「クン！（こんな美味しい食べ物滅多に食べられないぞ！埋めよう！）」

俺は土を掘ってそのエサを土の中に放り込んで非常食にすることにしたのだった。

エサ箱に残ったその美味しいエサを食べきると俺はペットハウスに入り眠った。