東屋のある庭で



深い悲しみの前に

もう一度

重ねた写真の上に

もう一枚

褪せた白いシーツを

枯れた葉と蔦を

剥がれた壁を

どうしようもなく思い出す

撫でる風を泣き

淡い視界を憂う


深い、深い悲しみの前に

追憶する


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