第96話 風を感じる

-まえがき-

勢いで書きました(笑)←ちょっと不思議な感じを受けて……。


人の想いというのは、本当にありがたいものです。


---



遠くからの便りがとどく


そんな思いだった



覚えているか?


そんな問いかけを受けたようにも思えることだった




風に流すように発した言葉


その言の葉の


流して消したはずの風



それが消えずに巡り来て


言の葉を発した自分の頬を撫でる


微かな残り香のような風に触れる



そんな思いがけない気持ちになる


心安らぐ出来事だった




言の葉の風


流したはずの風を感じる




巡る言の葉の風は


世界を旅して


その風はやがて


自らの心へと届き



心は自らが発したはずの


言の葉の風の想いを受ける






風は世界を巡り旅している





流したはずの風を感じる




いつかの想いへと出会う









-つぶやき-


感想というのは力ですね。

今回、ある方から感想を頂いてそんな気持ちを強く受けました。



自分が前に書いた詩に頂いたものでした。


お恥ずかしい話ですが、詩作品というのは書いた言葉が直ぐに出てこないことがあります。

言葉として出したことで、記憶から抜いてしまうものがあったりなのですね。←時おりそうしたことに気づきます。頂いた感想をきっかけに読み返して、ああ、良いこと書いてるな(笑)と自画自賛したりとか(苦笑)


詩というのは、自分の中では想いの刻み方、込め方が、物語作品とは少し違うようです。←物語というのは、自分以外の登場人物の想いを込めたりするので、想いを記憶として残すやり方が違うのかもしれません。



自分が発したはずの言の葉の風が、

読まれた方の、感想という言の葉の風として自分に響いてくる。


面白いものです。

改めて文章を書くことの面白さを再認識した気持ちを受けました。


文章を通じた、言の葉のやり取りというのはとてもよいものでした♪



風を感じました。言の葉の、想いという風を。

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