299枚目 「蜥蜴の選択」


 暗中。


 祭壇の上部より垂れ下がる巨大な固形物にとりつく奇妙な影が、身体の重みに任せて下へと落ちる。石の上に腹がつく寸前で身体を持ち上げれば、鋭い爪先の音など微塵もしなかった。


 鎧蜘蛛アダンスが影の傍に寄る。影はその体躯を「ぐい」と捻り、一瞥する。


 蟲の触腕と足の動きから何かを悟ったらしい。人型の頭部で、砲に似た黒い口が開く。額には王冠の様に並んだ蟲の目、口内には牙の羅列が生えていた。


 口は、ぎゃりぎゃりと、石をすりつぶすような音を立てた。


 蟲の声が周囲に響き渡ったかと思えば、洞内は途端に騒がしくなった。静かな湖面に葉を落としたようになって、たちまち耳障りな騒音を編みあげた。


 夥しい数の蟲顎が土を銜えて壁をつくる。

 洞内唯一の入り口から瞬く間に光が失われる。


 作業を見届けることなく、影は固形物の世話へと戻った。

 塞がれた穴への関心は、どうやら持たないらしかった。







 壁に開けた僅かな罅穴から蜥蜴の獣人は顔を離す。急に動きを変化させた蟲の思惑は気になるが、これ以上は気づかれる恐れがあると判断した。


 その、生えそろったばかりの鱗をつつく人影がひとつ。サンゲイザーの隣に居た灰髪の少年は眉間に皺を寄せているが、この場で声を出すわけにもいかない。


 二人は無言のまま、その場から離れた。


 足音ひとつ立てずに十分な距離を取ったところで、キーナは『沈黙サイレンス』を解術する。


「どう、見えた? 測れた?」

「ああ」

「うわぁ羨ましい。よほど目がいいんだな……僕じゃあ視力強化しても距離までは分からなかったっていうのに」


 そういえばペンタスも色認識は苦手だったけど遠見させたらヤバかったな……などと呟くキーナ。サンゲイザーは半身ほど振り返りながら、少年の数歩先を行く。


「で? オレに測量させてまで必要な情報ってのは何だ」

「えっと、広場のおおよその形状と床面積、床から天井までの距離と……あと、天井の形状かな。これだけ情報があれば、範囲のイメージがつくからさ」


 蟲が蠢く洞窟の内側、『風読書レッジィ・ヴェント』では気配と音ばかり拾って詳しい把握ができなかったことを思い出しながら、キーナは指で口元を擦った。引いたばかりの青い口紅が黒い手袋についたのを、残念そうな顔をしてこすり落とす。黒手袋を嵌めた指に、青色の残りと黄緑の油が照る。


 元賊のサンゲイザーに疑うことなく意見を求める少年に対して蜥蜴は何か物言いたげにしたが、口には出さずに肩を竦めた。


「しゅるるるる。洞窟内はおおよそ半球型の空間だ。床から五エドゥクの高さの壁までは、ほぼ新円の手彫り、祭壇付近を広場の中心だと仮定するなら広場の直径は十三リェト程度。天井には柱状の石がぶら下がってるなぁ。高いところで五リェト、低いところで八リェトくらいに天井がある」

「えーと。僕はキニーネ・スカルペッロ=ラールギロス――『指文字フィンガースペリング』」


 エドゥクは人族の指先から肘までの距離を一として大雑把に測る単位である。五エドゥクで一リェト――よって、算出した値の前後まで余裕をもって考えねばならない。天井が凸凹だと、その辺りの計算が実に面倒だ。


「……洞窟の天井がつるっとしてたら悩まないのに」

「しゅるる。霧ならいけるんじゃねぇの?」

「霧だから寧ろ、だよ。石柱を巻き込んだら作戦が破綻するだろ」


 下限の値で術式動かすしかないかぁ。と、キーナは歩きながら指を振る。周囲が高い魔力濃度だからか、指文字フィンガースペリングの筆跡が滲んだ。


 平面に描かれた半月の頂点部分には波形が刻まれ、波形に重ならない中心部分にはもう一つの半月が書き足された。今の情報から目算された面積も書き入れる。


 隣でそれを見ていたサンゲイザーが、思い出したように「しゅるるる」と言った。


「あぁ、避けるべきものについちゃあもうひとつ。さっきの罅穴から右斜め下方、祭壇の真上にぶら下がってる……丸いやつだな。針鼠も、最悪アレさえ避けてくれればいい、とか言ってただろ?」

「ま、丸いやつ……? 大雑把すぎるよ、もうちょっと詳しい形状は分からないのか?」

「実戦は想像力と土壇場で補うのが当然だろ」

「無茶を言わないでくれ。ほら、丸にも色々あるだろ、ひらぺったいのか細長いのかとかさぁ」


 一度描いた図をまっさらにして、今度は俯瞰の視点で考える。


 現在、キーナたちが祭壇のある部屋を覗き見ることができる穴はひとつだけだ。黄色の線で中空に点を打つ。そこから右斜め下に丸い範囲を取った。


「しゅるるる……平べったくはねぇと思うが、正面からの煽りと俯瞰でしか観察できてねぇからなぁ。多少上下に細長くは見えたが、実際の所もっと丸かったとしても驚きはしねぇよ」

「……ちぇっ。本番で合わせるしかないか」

「初めからそう言ってるじゃねぇか」

「他に手が無いか考えるのも必要だろ? 僕自身、視覚を確保する方法がないわけじゃあないけど、目で距離が測れるかは別の話だしな。情報をありがとうサンゲイザー」


 蜥蜴と灰髪は、軽口を叩きながら通路を行く。


 祭壇上部の詳しい様子が殆ど把握できないとなれば、今手元にある情報だけで作戦用の魔術を使用するのは難しい。解術と同時に、震えた手元から鎖の音・・・がした。


 キーナは今、バクハイムから本村へ送り出してくれたリグ――割と会話をしたはずなのに、突然の展開が続いた故か顔の記憶が朧気だが――に貰った手袋の上に、イシクブールから持ち込んだ銀の指輪を五指に嵌めている。


 手袋はともかく、指輪は魔術の指向を補助する魔法具だ。常時身に着けている腕輪と合わせて諱宣言までやれば、殆どの魔術は暴発することなく発現できる……はずである。


「しゅるる。緊張でもしてるのかぁ?」

「……してるに決まってるじゃないか」


 今回の作戦では川の水流を操った時とは真逆の技術を要求されている。体質を補うための魔法具があるとはいえ、気を抜くことはできない。

 そもそも指文字フィンガースペリングが崩れるほどに魔力濃度が高い空間で、中規模以上の魔術発現などやったこともないのだから。


「下準備しても足をすくわれることはあるだろ。僕は蚤の市の一件で学んだんだよ」

「ん? 嫌味か?」

「違う、良い経験だったって言ってる」

「嫌味じゃねぇか。つぅかオレは思い付きとアドリブで粘ってただけだぞ。根回しも手回しも針鼠の読みがぶっ飛んでたお陰でほぼ不発、最終的には手も足も出せなかった!」

「……えぇ……?」


 キーナは魔術をかき消し、髪を結び直す。うなじの上に灰色の毛束が跳ねる。

 サンゲイザーは引きつった顔のまま、まだ本調子とは言い難い右手を握った。


「いやいや、元城塞国家をあそこまで追い詰めたんだから、少しくらいは評価させてほしいんだけど。そっちの目的が落城なら僕らは今頃……」

「しゅるるるる、もしもの話なんてねぇよ! っつーか、あの針鼠ならともかく蜘蛛にすら負けた奴をどう評価するって?」

「ひ、捻くれた受け取り方するなぁ」

「結果がすべてだっつーの」

「……サンゲイザーってもしかして、物凄く自己評価低かったりする?」


 足を止めたキーナに蜥蜴の目が向く。黄金の虹彩は物言いたげに細められて、やがて逸らされた。


「んなわきゃねぇだろうが、テメェよかはできるつもりだぜオレは」

「未熟も未熟な魔術師見習いと張り合ってどうするんだよ?」


 気が抜けた声を出しながらキーナは蜥蜴の前に出た。エヴァンが待機している部屋までもう少しだ。


 どのみち、手元に残った物で使えそうなものは指輪と腕輪と魔術書が一冊。


 支援にしても、生き残るにしても、できることに限りがあると思い知っていても。やると決めたからには、やるしかない。


「しゅるるるる――そういやぁオマエ、どうしてこの件に噛むことにしたんだ?」


 だから、そう声をかけられたのはキーナにとって意外なことだった。不安と恐怖で歪みかけていた顔を整えて、灰髪の少年は一呼吸置いて振り向いた。


「魔術師見習いが闘いに手を出さなきゃならねえ状況なんて、あの針鼠も想定外だったろうよ。あの時はオレが煽ったからだと思っていたが、どうやら初めから関わる気満々だったみたいじゃねぇか」

「それ、いま聞きたい?」

「しょうがねぇだろう、興味が湧いたんだ」


 まるで他意が無いような顔をして、サンゲイザーは言う。


 キーナは暫く青灰の眼で疑いの目を向けてたが、辞める。どうやら本当に他意がなさそうだったからだった。賊の中でも変わり者だったというだけあって、勘が鋭くて困る。


「恩返しのつもりだよ。僕なりのね」


 キーナは動機を半分だけ答えて、いよいよエヴァンが居る部屋へ歩いて行った。


 サンゲイザーは無言のままで揺れる灰髪の束を目で追う。

 そうして数秒耳を澄ませて、釣りあげていた口角を下ろした。


 治ったばかりの鱗がばらばらと動き出す。無表情のまま、のっそのっそと大して急ぐ様子もなくキーナの後に続く。いつの間にか、左腕に錬成したばかりの石槍が握られている。


 サンゲイザーが扉のない部屋へと道を曲がると、慌てて魔術書を取り出したものの何もできずに立ち尽くしているキーナの姿があった。


 それほど広くない部屋である上に、キーナより遥かに背丈があるサンゲイザーには様子が一目瞭然だった。部屋中に散らかった黒い甲殻。一匹や二匹ではない蟲の爪が、足が、頭が。器用にも関節で「すっぱり」捌かれて、本体がひっくり返っているのが目に入る。


「っさ、サンゲイザー。え、エヴァンさんが……エヴァンさんが!!」

「おう。骨守の衛兵がどうしたよ」


 反応の理由は分かっていても、蜥蜴の獣人は律儀にも聞き返した。


 二人の目の前に立つ片腕の衛兵は、貧血が治ったばかりの身体で片手剣を振っている。

 左腕一本。片腕にも拘らず、その剣は蟲の脚を迷うことなく切り飛ばし――。


 目の前に降って来た蟲の脚を、キーナに当たる前に槍で叩き落とすサンゲイザー。


 灰髪の少年はぽかんと口を丸く開けたまま、小さい声で礼を言う。今は蜥蜴の獣人に庇われたことよりも、目の前の状況を飲み込むことに苦労しているらしい。


「エヴァンさんが、滅茶苦茶、腕が立つように見えるんだけど」

「そりゃあそうだろう。つぅか、門兵やってるんだろ? アイツ」


 げんなりとした声音でサンゲイザーが尻尾を振る。

 キーナは冷や汗の止まらない顔を振って、それからエヴァンの方を二度見した。


「えぇ!? だ、だって、闘いは不得手だって」

「本人の自認はともかく、左持ちの剣士は珍しくもねぇだろうがよ」


 ふたたび、サンゲイザーが尻尾を振る。


 性格が温厚で、割と逃げ腰が目立って、仕事に似合わない趣味を嗜んでいる――としても、それらは「闘い慣れ」の程度とは全く関係がない。


 サンゲイザーだって、渥地あつしち酸土テラロッサとして第三大陸に来た当初、どうやってサンドクォーツクの門を突破しようか悩んだものだった。衛兵を敵に回さぬようお偉方への賄賂配りに奔走した過去が昨日のことのように思い出せる。


 短い回想から戻って、蜥蜴は数本目の蟲爪を弾き飛ばした。


 しかしなるほど、自己申告通りといえばそうだ。この衛兵は周囲を顧みながらの戦闘が苦手分野らしい。まあ、一人を護るには十分な実力なのだろうが。


「この先の作戦で僕の出番ってある? 二人ともハーミットさんと共謀して僕を闘いから遠ざけようとしてるとか無いよな!?」

「しゅるるるる! 出番が無けりゃあ無いでいいだろうが?」

「否定も肯定もしないの悪い癖だぞサンゲイザー!!」


 先ほどまでの思い詰めた顔はどこへ行ったのか、鋭い突っ込みを入れるキーナの背後からサンゲイザーは片腕で槍を回す。

 この位置どりは槍を使い辛くて困る――そう蜥蜴の顔に出ていたのか、一瞬こちらに目をやった衛兵が妙に生優しい視線を浮かべたのが見えた。


「そうっすそうっす!! もっと言ってやってくださいサンゲイザーさん!! 坊ちゃんってばこういう時、いきなり前に出て来ようとするし人の話聞かない内に魔術書構えるしで気が気がないんっすよ!! キニーネさま!! せめて俺が守れるところで動かずに居てください!!」

「くくく、言われてるぞー、坊ちゃん?」

「うんぐぐぐぐぐ」


 開いただけで何も発動させなかった魔術書を腰元に仕舞ったことを確認して、サンゲイザーはキーナと立ち位置を入れ替える。

 丸腰の魔術師見習いにはしっかり引っ込んでいて欲しいものだが、少年と青年の境目を生きるキーナにとってそれは難しい様子だった。


「っていうか、どうしてここに蜘蛛っ――鎧蜘蛛アダンスが居るんだよ!? 昨日の夜まで何もなかっただろ!?」

「そりゃあ、あれだけ派手に外から物資を運べばなぁ?」


 剣呑な顔をする蜥蜴の声に、キーナは思わず天井を見やる。そこには人がひとり通れる程度の細い穴が開いていて、僅かな星空が見えるはずだった。


 今は、黒い殻の艶めきが照る。


「うっ、わあ、外にまだまだ居るじゃんかあ!!」

「……しゅるるるる」


 切り飛ばされた爪を棘鱗の尾で叩き落として、サンゲイザーは「ぎい」と口元を大きく歪めた。左を軸にすればどうにかなるだろう、などと考えながら。


「坊ちゃんよぉ。手元に必要な物は揃ってるか? ここに残ってるもんを引っ張り出すなら今の内だぞ」

「持ち歩けって言われてたからな、必要なものは大体持ってる!」

「なら問題ないな。骨守、こっち来い!」

「っす!」


 気持ちのいい返事と共に鎧蜘蛛の足を切って蹴り飛ばし、エヴァンが軽い身のこなしで後退する。倒したばかりの蜘蛛は四肢を引き寄せて、今にも再生を終えようとしていた。


「どうしました? この程度のペースなら、俺でも暫く保たせられますけど」

「アンタは坊ちゃんについておけ」

「はい?」

土塊ゲー・ア錬成ルキミア

「――っ!!」


 使用の宣言もなく始まった詠唱に、キーナが必死の形相でエヴァンのベルトを鷲掴む。目に見えている魔術範囲から逃れるように元の通路に駆けだせば、部屋に残った蜥蜴の口から「『重畳せよエバイオス』」の単語が聞こえた。


 通路を形成していた岩がめくれ、歪み、再形成されて――小部屋の入口が、塞がれる。


「っ……サンゲイザー!!」

「なんっ、ば、馬鹿っすかあんた!? あんたも馬鹿なんすかぁ!?」


 キーナとエヴァンは叫ぶが、既に壁は閉じられた後だった。

 人族の耳では岩の向こう側の様子など聞こえるはずもない。


 剣を収めて途方に暮れる衛兵の隣、キーナは息を整えながら思考を走らせる。


 サンゲイザーが、錬成できるほどの魔力を何時補充したのかは分からない。

 蟲が降りてくる小部屋に、どうして一人残ることを選んだのかも分からない。


 彼が、自暴自棄になるような獣人じゃないことは確かだ。彼なりの目論見があるのか。そうしなければならない理由があるのか。少なくとも「気まぐれ」ではないはず。


「いま、理由を考えても仕方ない。たぶん、上手くやるつもりなんだろうし……」


 壁の耐久度。発現した術式の練度。

 直前の会話を、思い出す。


 キーナは手のひらを握り込んだ。


「っ……本番の前に悩みごとを増やしやがって!! これ全部終わって無事じゃなかったら僕怒るからな!? サンゲイザー!!」







 微かに聞こえた声を聞いて、棘の生えた尾を振る。

 ちりちりと音を立てて魔力の煌めきが落ちた。


「しゅるるるる」


 蜥蜴の獣人は、喉を鳴らすフリをする。

 

 彼を育てた獣人の口癖は、彼の口調に生きている。

 サンゲイザーに魔術を教えたその人曰く、魔術は感情の純度と直結しているらしい。


(あれこれ考えるよりか、ひとつ強い感情を持っている方が発現の成功率が上がるとか何とか。まあ、古い獣人が言う付け焼刃の魔術理論に再現性を求められても、困るっちゃあ困るが)


 それに経験上、これが眉唾の教えだということをサンゲイザーは分かっている。

 気の持ちようで何もかもが上手く行くなら、土の話をしたあの女は死ななかっただろう。


「……さて、どうしたもんかねぇ」


 蜥蜴は、戦力にならない自分自身を肉盾以外で使い潰す以外に二人の生存率を上げる方法をついぞ思いつけなかった。


 サンゲイザーは魔術士ではない。策士でもない。全てが中途半端な盗賊だ。片腕が使い物にならない現在、できることには限りがある。


 黄金の眼は天井を見やる。


 ぽかりと開いた穴と、石柱だらけの天板。鎧蜘蛛がまた一匹、関節を折り曲げ、穴に身体をねじ込み落ちてくる。まるで砂時計の内側に居る気分だ。


(蟲毒自体は初めてじゃあねぇが、あの時とは状況が違うわな)


 まだ動かし辛い右腕と、力が入らない右手。

 左腕で握った石槍と、起き上がった鎧蜘蛛。


 サンゲイザーは腰を低く落とし、突きの構えを取る。


 まだ、死ぬに死ねない己を呪う。


「――まったくもって、冗談じゃねぇよ」


 高い天井を前に目を細め、「計画」を脳内で反芻する。

 舌なめずりをひとつ。鋭い牙を露わに、獰猛な笑みを浮かべた。




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