第10話 よいこのみんなもばんがろう

シーン1 河原

合体エビユステツォ「きたなキラーレンジャー!」

桃キラー「きたなくなーいー。゚(゚´Д`゚)゚。」

黄キラー「お前バカだろ。」

青キラー「海老だ!焼こうぜ!ギャハハハハ!」

赤キラー「もう、一度焼いた。」

黒キラー「やれやれ…食らえ、キラープレッシャー!」

ナレーター「キラープレッシャーは、ブラックキラーの専用装備である。効果の原理はよくわからないが、とにかく圧迫して、敵をやっつけるのだ。」

 よくわからないエフェクトで、合体エビは圧迫された。

合体エビ「うわ!」

 吹っ飛ぶ合体エビ。どうやら身動きが取れないくらい体力を削られたようだ。


赤キラー「キラーキリングだ!」

 五人はそれぞれ武器を出し、合体させる。

ナレーター「キラーキリングとは、キラーバズーカにキラーレンジャーの力を一つに集めて怪人にぶつける必殺技である。」

 赤以外四人はバズーカを支えるように構え、赤が後ろに立つ。

五人「キラーバズーカ完成、必殺、キラーキリング!」


光の帯が、なぜか回避しない合体エビユステツォに命中した。

合体エビ「うわー!」

 合体エビは、爆散した。


赤キラー「正義、確認!」

 それっぽいポーズを取る五人。


通りすがりに見ていた老人「キラーレンジャー…一体何者なんだ…」


シーン2 ユースティーツ基地

リヒティヒ参謀「言わんこっちゃない…」

秘書2号「命令違反の分は労災になりません。ご安心ください。」

リヒティヒ参謀「そういう問題じゃないだろ。」

ただし指令「ええい、あの件、本部の承認はまだか?」

秘書1号「まだです。」

リヒティヒ参謀「決裁を急ぐよう伝えてくれ。」

秘書2号「はい。」


シーン3 作戦室

 松沢以外四人がいる。

和多見七十一「勝負の答えは、じつは簡単です。自分が勝つまで戦い続けることです。どんなに負けそうになっても、勝利をあきらめず戦い続けていれば、いつかは必ず勝つことができるんです。瀞撞くん、よくやってくれました。」

瀞撞世界「え?いやあ…」

 奥から松沢が出てくる。

松沢しずく「瀞撞、お湯沸かしっぱなしだった。」

瀞撞「ごめん…」

鎌倉剣子「やっぱダメだね瀞撞くんは…ハァ…」

瀞撞「なんだと!」

 じゃれ合う五人を影から見て、博士が笑っている。


ナレーター「邪悪な敵をブチ殺すことができた。これからもがんばれ、たたかえ、ぶち殺せ、正義の戦士キラーレンジャー!」


-つづく-


【次週予告】

 ユースティーツの作戦を知ったブルーキラーは、適当にほっぽらかした。だが、キラーレンジャーは、否応なしに運命の渦に巻き込まれていくぞ。大丈夫かキラーレンジャー、がんばれ、たたかえ、ブチ頃せキラーレンジャー!

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