第07話 ものすごい攻撃
シーン1 公園の脇の道路
物陰から光線銃が撃たれた。
黒キラー「そこまでです、怪人!」
クルマエビ「ん…」
クルマエビは逃げ出した。黒キラーは、変身を解除した。
和多見七十一「ダメですね。」
瀞撞世界「ああ…」
うなだれる瀞撞、様子を見る和多見。
シーン2 ユースティーツ基地
ただし指令「何?クルマエビユステツォがけっこう重症だと?」
秘書1号「はい、けっこうな労働災害です。」
秘書2号「十分な加療が必要との診断です。」
ただし指令「仕方がないな…パナメイユステツォ!」
間髪入れずにパナメイユステツォが出てくる。
パナメイユステツォ「は!」
リヒティヒ参謀「作戦を続行してもらう。詳しくは、あっちの会議室で。」
シーン3 基地の一室
瀞撞が一人でいる。
ナレーター「瀞撞は悩んでいた。」
瀞撞心の声「こんなことでは世界を革命することなんかできやしない。俺はなんて不甲斐ないんだ…」
瀞撞は壁を叩いた。真顔で自分の拳を見る瀞撞。
瀞撞「だめだ…無理だ…」
そこに、和多見が入ってきた。
和多見「せっかく生まれたんだから、この人生を全うしたい。あなたもそうでしょう?」
瀞撞「和多見…」
和多見「無理というのは、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんですよ。」
瀞撞「あァ…そうだな…」
シーン4 その辺の路上
瀞撞がうろうろしている。
ナレーター「瀞撞は、一人で歩いていた。敵はきっと自分を狙ってきたに違いない。そう思い込んでいたからだ。そしてそれは、たまたま正解だった。」
いきなり怪人が現れた。
パナメイユステツォ「出たな悪党!」
瀞撞「お前だお前!」
パナメイ「ふざけるな!」
瀞撞「まあいい…正義…顕現!」
瀞撞は変身した。
赤キラー「頭の赤さは理想の光、レッドキラーぁ!」
にじり寄る感じで歩き、パナメイを指差す赤キラー。
赤キラー「そこまでだ!この世界から粛清されてしまえ!」
そこにパナメイの手が伸びてきた。ひっかかりのある指が、赤キラーの体を襲い、ひっかく。
パナメイ「粛清されるのは貴様だ!」
パナメイは攻撃を緩めない。そしてなぜか爆発する赤キラー。
赤キラー「うわああああああ」
赤キラーは、川に落ちた。
パナメイ「フフフフフ…これでよし…さて、次だ…」
ナレーター「どうするレッドキラー、どうなるキラーレンジャー。がんばれ、たたかえ、正義の戦士キラーレンジャー!」
-つづく-
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