君のことばかりが
広い世界の真ん中に、
僕と君とがありました。
大好きだって伝える為に、
短い両手を振りました。
君はくるりと回ったら、
何処かへ消えてしまいます。
小さい僕はひたすらに、
忘らぬ君を呼ぶのです。
胸一杯に場所をとる、
君への想いを叫ぶのです。
届かないと、
知っていても。
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