病的倒錯警報

それは素直と我儘くらいの差で、

ちっぽけな私には大きすぎる愛の形。


声を掛けても届かないのは、

両手で耳を塞いでいるから。


代わりに聴こえるのはドクドクと脈打つ赤い川。


ほら、気持ちは誤魔化せないでしょう?


意地の張り合いなら負けないから、もう少し温度を楽しみたいの。


時間なんて消え失せる程に、灰の愛をあなたにあげる。



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