みかん狩り 2

僕と彼女は少し前から交際していた。


「おいで」


僕は部屋のカーテンを閉めると、彼女を抱き寄せてキスをした。


そして彼女の服の上から乳房を愛撫した。


僕と彼女が親しくなったのは、組合の機関紙【石杖】を発行するため、一緒に組合事務所で働くことが多くなってからだった。


時としてその作業は深夜まで行われた。


僕は主に原稿集め、彼女は校正を受け持っていた。


僕はその機関紙に恋愛小説を連載していた。


連載小説は好評で、会社の各部署で話題に上っていた。

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