In The City

1985年6月、とある団地内の炭鉱で爆発事故が発生。原因は正体不明のガスだった。

これまで確認されてきた、どれとも違うそのガスは、緩やかに住民の命を奪う。

口封じの為に団地の住人は隔離され、飼い殺されることとなってしまう。

ガスに体を蝕まれた彼らは、妙な症状と向き合わざるを得なくなる。

数名のキャラクターからなる群像劇です。

次回作のお試し版です。

しばらく次話投稿の予定はありません。

（私からの一言）

　一話限りのお試し版ということで、最後まで読ませていただきました。まさに『お試し版』であり「続きが読みたくなるような、連載作品の第一話」っぽい雰囲気と同時に「余韻をもたせて終わる短編作品」とも感じられる作品です。

　紹介文に『1985年6月』とあるように、まさに今回の企画に合致しており、当時の世相がよく伝わってきます。これが『お試し版』ではなく、もしも続いた場合には、もっと具体的に当時の描写も出て来ていたのだろう、とも感じました。

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