星屑の物語
カフェオレ
プロローグ
星と少女
星に手を伸ばせど届かない。私が小さいから?
白銀の髪の少女が出窓から手を伸ばすと星はその掌に隠れるが掴めはしない。
ただ少女の紅い瞳に映るだけの星々。
部屋の扉が開き誰かが入ってくる。
「パパ。」
「やあアリサ、今日も星を見ているのかい?」
「そうなの、どうしても星が掴めなくて……」
「皆んな、あそこにいるの?」
「そうだね。」
「会いたいわ。皆んな私を見てどう思うかしら。どんな遊びをしようかしら。」
少女の尽きることのない星への興味を男はいつも聞いていた。
「アリサ、そのうち皆んなに会えるよ、だから2人で迎えにいこうね。」
少女の顔は晴れやかになる。
「ええ、約束よパパ。」
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