第12話 『惑星(ほし)のさみだれ』


『惑星(ほし)のさみだれ』

水上悟志著




コミックだよ!

ちょっと古いやつね(笑)



家族からの呪縛を受けた青年…。


青年は姫となった少女と出会い、

悪い魔法使いと戦うための騎士の一人となる。


悪い魔法使いは、自らが作り上げた手下の泥人形を使い、

幾人もの騎士と戦わせて、全ての騎士を殺し、

姫を敗北させてから、地球ほしを割ろうとしている。

これは地球せかいの命運を賭けたゲーム。


そしてしょうじょはもうひとつの、せかいを賭けたゲームを企てて、

ほかの仲間の騎士たちには、その事を知らせずに、

姫の申し出を受け入れた青年と二人で、それを行うつもりでいた。



こんなところかな(笑)

あたしがネタバレせずに物語を話すとしたらって引きの言葉を書くならね(笑)


でもまあ、もっとぶっちゃけて書いても良いんだよね。

読者には隠されてないから(笑)

もう一つのゲームってさ。



騎士の中でも、強い力を持たない青年が、

命を賭けた少女との約束のために、

騎士の仲間をたばかりつつも、

仲間に心を開き、

仲間と打ち解け、

仲間を見送り、

仲間と対峙する。


世界の命運を賭けた物語であり、

成長する青年の物語であり、

恋する少女の物語である。


そして、魔法使いの物語でもあるし、

騎士たちの物語でもあるんだ(笑)



あたしはね、

みなはらが以前に聞かれたことのある質問。

無人島にものがたり一冊ひとつだけ持ってゆくとしたら?

っていう質問には、

ほしのさみだれを出すと思うよ♪


物語のせかいに降り立ち、

役割を演じきり、

時に去り、

時に最後まで舞台に残る。


でもね、

彼らは区別無くあのせかいに生きていた。

あたしはそんなふうに思うよ♪


あたしも物語を歩むなら、あんなふうに歩んで、生きることを全うしたいね(笑)


それはきっと、

楽しいことだから(微笑)




-いいわけとあとがき?-

水上悟志さんの書かれた『惑星ほしのさみだれ』。

その物語のあらすじとだとしたら、ちょっと合ってませんよね(^_^;)

猫又が思うままに、勢いで書いた内容が混じっている感じです。



自分は水上悟志さんの作品、好きなんですよね(^ω^)

お話全体のくすり♪とさせる、コミカルさと一緒に感じられる人の心。

すれ違う気持ちだったり、寄り添う気持ちだったり、胸を締めつけられるような悲しみや、人を思いやる感情。

そういう気持ちが、時に淡々と、時に熱く激しく発せられる物語は、自分にはとても好みなものです。


『サイコスタッフ』、『エンジェルお悩み相談所』とか『戦国妖狐』も好みなのですね、幾つもある短編集も好きなのですね♪

でも、やはり『惑星ほしのさみだれ』は特別に思えます。

水上悟志さんの作品の最初に読んだものということもあるかもしれません。


ただ、自分のなかで、

コミックの連載10冊というそれほど長くない作品の中で、12人の騎士と従者に姫、姫の精霊アニマと敵方の魔法使いアニムス。

そういった登場人物を、物語で確かに生きているように描ききったと思えるのですね。

あの作品は、人物たちは、確かに自分のなかに深く深く根付いています。



絵はね、好みがあると思います(苦笑)

でも、読む価値はあると思いますよ。

機会があれば、ぜひ(*´∀`)♪

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猫又、タマの感想文 みなはら @minahara

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