猫又、タマの感想文

みなはら

第1話 『ニューヨーク・ニューヨーク』

『ニューヨーク・ニューヨーク』羅川真里茂著


『ニューヨーク・ニューヨーク』、

「なんてこった、運命だ!!」

そんな言葉で始まって終わるラブストーリー。


あたしは同性愛、ゲイのお話はあんまり見ないんだけどね、

これ、『ニューヨーク・ニューヨーク』と、秋里和国の『TOMOI』はけっこう好きで、何回も読んだ。


人間って面白いよね(笑)

これみたいなお話を読むと本当にそう思うんだよ。


あたしは人間が好きなのと同じくらい大嫌いだから、

時々、人間の愛情を語ったお話を見たくなるんだ。


このお話は、けっこう深いところでの人間の愛情と苦悩を書いているからね。


作者は、時に淡々と、あるいは真実をメスで切り開くように、愛情、苦悩、そして憎しみを明らかにする。


かと思うと、甘ったるいボンボンを舐め転がすように、愛情を弄ぶ。


人間は面白いよね(笑)

人間の火花のような感情は本当に、見ていて飽きない。

そう思うよ♪



−解説、感想−

猫又にいろいろ語られてしまったので、

書けることがあまり無くなってしまいましたね(苦笑)


『ニューヨーク・ニューヨーク』と『TOMOI』、まったく違う終わり方をします。


でも、何でしょうか?

自分はどちらのお話からも、作者の、人間に対する興味と愛情を感じる気がするんですね。


羅川真里茂さん、秋里和国さん。

作者それぞれの性格や考え方は違いますから、アプローチや解答は異なるのでしょうけれど、

少なくとも、作者は人間のことが好きなんでしょう。そんな風に感じる瞬間がありました。

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