坂出の少女 18
僕達が近寄りを見せたのは、少なくとも遠ざかるのを一時止めたのは、その時からだった。
僕はたびたび見舞いに行き、二人は閉ざされた心を、少しずつではあるが見せるようになった。
彼女が退院して一週間ほど経った頃、僕は一通の手紙を彼女から受け取った。
それには次のように書かれてあった。
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