メディア戦線異常ノミ

国東愁胡

第0話・中年男性(30)の冴えない巻き込まれ方

運がない男



自分のことを一言で言うならこうなる。


じゃんけんだと確率を度外視して負け続けるし、年末の宝くじは300円以外あたらない。


自分が渡ろうとする横断歩道の信号は必ず赤だし、会社の飲み会で出された牡蠣にあたったのは自分だけだった。(ちなみに生食ではない。)


そんな、自他共に認める不運な男ではあるが、今回出会った不運は物凄いものだった。




出張先の空港で、テロに遭った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る