冬 4

その時、声がした。


「生きるんだ!生きるんだ!!何だ、これくらいのことで死を選ぶなんて、お前は全く馬鹿な奴だ」


すると、別の声がささやいた。


「お前の思う通りにするがいい。まさか、お前は恐ろしくなったんじゃないだろうな」


「よく考えろ!お前にはまだ未来があるんだぞ。明日を、未来を信じるんだ。この先お前の前に、どんな素晴らしいことが待っているのかも知れないんだぞ」

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