滾り

無機になってる光合成ロボ

序章

福音

プロローグ 古傷

 その感覚は突如として現れる。


何の変哲も無い日常の中。

夢の中でも‥夢から醒めていても‥‥。

時、場所、場合を問わず、平生の中にまるで蛇の様に滑り込み。


内側から切り刻まれる様にはげしく、脳裏を抉る様に、かじるように、純粋な嗜好を、少ししか残っていない良心へ、残酷に押し付ける。



『私がをひたすらで殺し続ける感覚。』


--或いは。


『私が、私を、殺し続ける感覚。』


その、誰かへの憎悪、殺しの感覚、衝動、罪悪感、人格の崩壊、人生の破滅、良心への羞恥心と、倫理観の破滅による快楽。


それら全てが、その誰かを、私を殺す度に、

ソレを伝い‥‥手を伝い、身体を伝って脳に、心に、魂に。鈍く、烈しく、そして確かに。


--私自身へ、濁流が如く止め処なく押し寄せる。


そして私はコレを……

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