別れ 3

二人の間には、いつも何かしっくりしないものが存在していて、それが僕を彼女に近づけるのを妨げていた。


彼女が技術課を去ると、自然にどちらからともなく疎遠になってしまったのも、あるいはそのせいかも知れない。


しかし今、彼女が僕の前から姿を消してしまうのだと思うと、急に恋しさがこみ上げ、一刻も早く彼女に会いたいと願うのだった。

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