え、お前かよ!

@abcrin

第1話

1day


深夜1時46分

コンッコンッ!


リンスは、ベッド横の机の上のメガネを取り玄関へ向かった

「まだ1時だそ!

迷惑なやつだな!」

苛立ちを抑えきれずに玄関へ出た。

ドアを開けると、






老婆が一人目を見開きずっと覗いていた。


「イヒャャャー!!

本当にこんな時間に出てくるバカがいるんだなぁ〜」


リンスは強い口調で言った、

「なんだよおい!

こんな時間になにしにきたんだよ!

ようがないならさっさと帰れ!」

すると、老婆が黒いコートの中から一冊の本を出した、

「これを買え!

買うまで帰らんぞイヒャャ〜」

老婆はニヤリと口角を上げ微笑んでいた、

リンスは無言でドアを閉めた

ドンッ!

そしてまたベッドに向かい布団に入り眠りについた。


午前2時46分


リンリンリンリン玄関から鈴の音が聞こえる

リンスは玄関に向かおうとしたが体がいう事をきいてくれない、

「うっっ!」


だんだん鈴の音が近づいてくる

リンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリン

遂にベッドの横まで近づいて来た

リンスは恐怖を感じ、強く念じた

「来るな!来るな!」

だかもう遅かった、いきなり体が軽くなったとともに目を開けると目の前に不気味なほど痩せ干せている老婆ニヤリと微笑んでいた、

「イヒャャャー!」

大声で笑い始めた、リンスは

「なんだよ!さっきからなんだよ!どっか行けよ…」

老婆が口を開いた

「言ったろ坊や買うまで帰らんぞとイヒャャャーしょうがない今回は出血大サービスで坊やにタダであげようイヒャャャー、

ただし契約を結べ、お前を今日からこの世界から出て行け、そしてもう一つの世界でもう一人の俺を殺せ…」

リンスは頭がついて行けなかった。

「意味わからない事いうなよ!

さっきからごちゃごちゃうるせぇんだよ!」

すると老婆がリンスを睨みつけ方を開いた

「お前4年前の今日に親を事故で亡くしてるな、

それはなもう一人の俺が殺ったんだよ

今日お前がこの本を買わなきゃ次はお前が俺に殺られるぞ?

お前は天山の血が流れてるだからお前しかいないこの本を読むともう一つの世界に行けるそっちは呪文もあるぞ?

イヒャャャー

さっさと俺と契約を結べ!」

リンスは次に自分が殺される事を知り恐怖を感じていた

「おれはやつを殺すしかないのか?

なぜおれが殺されるんだ?」

老婆がいきなり苦しみ始めた

「ゔっ

早くしろもう一人の俺が俺を殺そうとしてる…もう時間がない急げ!ゔっ

後は任せたぞリンス…」

名前を言った瞬間老婆は姿を消した

リンスは老婆の最期の口調が懐かしく感じていた。

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