第3話 酒にのまれて
仕事も割りと楽しかったし、オーナーが新年会を開いてくれ、まさかの叙々苑田舎者丸出しの俺はめちゃくちゃはしゃいだし、このオーナーに一生ついていこうって思った。
バーの方も大分慣れてきて、お客様からお酒を飲ませてもらったりもするようになった。
俺は調子に乗ってしまっていたんだよね。
段々、飲む量も増えて、自分の酒癖の悪さも目立ってきた。酔うと物を壊したり、他人に絡んだり、見かねて、注意した先輩を殴ってしまった。
流石にオーナーもこの店には置けないと言って、半年もたたないうちにまたクビになると思ったが、オーナーの優しさで知り合いの新宿歌舞伎町のバーへの移籍をさせてくれた。きっと六本木よりも合っているよって言ってくれ、俺は新しい土地へと移っていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます