第2話 憧れの六本木

神奈川の外れだとやっぱり、華やかさにかけていると思い、思いきって六本木に行った。住む世界も違うし、みんなかっこ良い。これこそ東京と思い、求人をかたっぱなしに探して、一つのバーで雇われる事になった。ついに僕、いや俺は憧れの東京でバーデンになれた。

お酒の作り方なんて知らないし、接客も高校時代ちょっとだけ某寿司チェーンで働いただけ。そんな俺に優しく教えてくれるオーナー、この人との出会いは大きかった。

毎日、充実していたし、お客様も良い人ばかりで楽しい日々を割りと過ごしていた。

あの事が起きなければ。

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