岡山の少女 7
約束のその朝、僕は夜勤明けから帰ると、少し眠ろうと思い横になった。
だが彼女の面影が頭にこびりついて離れず、いつものような安らかな眠りが、いつまでたっても訪れてこず、悶々として時を過ごした。
約束の2時には、まだ大分時間があったが、早目に家を出た。
むろん、まだ彼女は来ていなかった。
彼女が来てくれると堅く信じてはいたが、それでも実際に顔を見るまでは安心出来なかった。
2時10分を過ぎても、彼女の姿は見えなかった。
ああ、愛する女を待つ時の、不安な胸のおののき、心のときめき!
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