第3話 アマゾン初使用そしてパワーレベリング

「とりあえずこの白金貨預かるね」


うなずく3人


「アマゾン」


スキル画面が開く


代金ウィンドに白金貨3枚入金


チャージカウンターが3,000,000になる


レトルト食品で検索


カートに片っ端から入れていく


一度に100個までらしい



カレー、ご飯パック、シチュー、中華丼 etc etc......


商品合計が送料込みで3,000,000超えた所でストップ


財布から白金貨を取り出し再チャージ


自分用にいろんな種類の酒を買いまくる



配達先にインベントリを選択


購入っと・・・



足が出た分はサービスでOK


手数料が破格だから損はさせない!


これ商売の基本


自分の分の送料も浮いてパーフェクト!!



スキルウィンドウを消してインベントリを見ると大量に届いてる


「買えたよ、もうインベントリに届いてるから出していくね」


「「「やったぁ!!」」」



そこから先は片っ端から出しまくった


今回酒は自分だけなので間違いも起こらない


そして全部出し終わった・・・


「ところで、ハルヒトは今後どうするんだ?」


「ん~、自分の店を持てるように貯金しなきゃだなぁ」


「店?」


「学生時代にバーでバイトしてたから、こっちでもやってみたくて・・・」


「こっちのエールや火酒、ミード、果実酒以外のも出す感じか?」


「そうそう、アマゾンのレベル上げて割引効かせたりすれば利益も望めるから」


「「「イイネ!!」」」


「一階を店舗、上に住居って感じで作れたら理想なんだよなぁ・・・」


「少し大きめに作って住居の部屋を4人分」


「共用スペースとしてLDK希望!」


「風呂、トイレはこの際共用でOK!!」


「・・・いや・・・俺の店・・・」


「「「軍資金は俺達が稼ぐ!」」」


・・・脳内でソロバンが弾ける


共同購入はトラブルの元じゃね?


「ちょっとまて・・・所有権で揉めたくないんだが・・・」


はっっと顔を見回す御一行


「俺達がハルヒトに金を貸す、家賃分を分割払いで相殺すれば問題ないんじゃね?」


それはつまり、俺の物になって家賃をもらって返済するって事か?


「ハルヒトには料理スキルも上げてもらって・・・」


そんで飯を作れ・・・と・・・


「今のレベルだとレベリングもしんどいんですが・・・」


「そこはほらMMORPG定番の」


「定番の?」


「「「パワーレベリングで!!!」」」


「・・・ちょ・・・」


「「「勇者パーティー生活向上 YA-HA-!!!」」」



その後・・・勇者たちの強引な説得に陥落


無茶修行に行く事になる(誤字では無いです)




パチンコ・・・この世界だとスリングショットを与えられ、来る日も来る日も魔物討伐・・・


俺が1発撃った敵を御一行が撲滅・・・


いつの間にやらギルドランクもBランク


アマゾン、バーテンダー、経営学、料理スキルもかなり上がった・・・上げられた・・・


もう一生分くらい倒したわ・・・


高レベルモンスターの討伐、素材の販売で軍資金もかなり貯まってました。



いやー、勇者一行つえぇつえぇ~


全力で寄生させていただきました・・・




商業ギルドで、先に土地を抑えておこうということで購入


大通りの一等地はさすがに難しかったがちょっと裏手の引っ込んだ所に、ちょうどいい広さの物件がありました。


勇者の知り合いって事もあって商業ギルドが頑張ってくれたようです。


商業ギルドの伝手でドワーフの大工さんにお願いする事になりました。


そんなわけで間取り等の打ち合わせ・・・


いや~、御一行様、注文スゲェ・・・


俺の希望は


バーカウンターにテーブル席が4席あれば十分です、軽めの物が作れる厨房・・・


酒を置く棚くらいでいいかなぁ・・・借金増えそうだし・・・


って思ってたんですわぁ!


やれワインセラーだ、なんだかんだ・・・


自分たちの飯の為にそれなりの厨房・・・


ここはバーであってレストランじゃねぇ!!


地下に酒蔵まで作ることに・・・


一体いくらの負債になるんだ・・・


それでも店の方はそれでも比較的簡単に話がまとまりました。


基本的には俺一人で店を回すから、あんまり広いと手が回らん!


御一行は収納だのクローゼットだのと事細かに注文してますよ・・・現在進行形で・・・


「あの~、借金増やしたくないんで最低限でいいんだが・・・」


って言ったのよ・・・、当然だろ?


そしたら、何言ってんの?こいつ・・・みたいな目で見られました


「ん?建物以外は開店祝いですが何か?」


あぁ・・・金銭感覚がお狂いになられてらっしゃいますのね・・・


って感じで勇者達の希望通りの建物に決定しましたとさ・・・


ただ・・・店の方は拘らせてもらいました


庶民には敷居の高そうな、ちょっと厚めの高級な扉


店内はやや暗めだが上品な雰囲気で


調度品だのグラスだのは高めの奴をアマゾンで用意する!

↑ここが俺の強み


詳細が決まった所で親方に一任して俺達は更なるレベリング(という名の金稼ぎ)に行く事になりました。


いや~、ここでの分け前が初期費用の借金から少しでも減らせれば・・・ってそう思うでしょ!


最初なんて客来ないんだから、運転資金も必要だし・・・


そんなわけで、完成までの3ヶ月ひたすら魔物退治してました・・・


そして俺の店が完成しました




オープン時のステータス


名前:肴場 晴仁 (さかなば はるひと)  

ギルド登録名 ハル


年齢:23

種族:人間

レベル:125

職業:冒険者B、商人C


HP 1340/1340

MP 1324/1324


STR 1085

DEX 1112

AGI 1165

INT 1173

LUK 1253

VIT 1098

MEN 1075


SP 15


EXP 7250/553000



スキル


酒知識 Lv25

料理  Lv23

バーテンダー Lv28

経営学 Lv108

薬草学Lv1

採集Lv1

射撃 Lv23


祝福

アマゾン Lv30 (送料無料、30%引き 商品拡張4段階)



備考

大卒 バーでバイト経験有り 2年間



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