第5話そこに何が残るの?

そこに何が残るの?

同じく手を繋ぎ仰いだのは嘘ではなくて

年月は果てどなく重なれたのに

何処で道を違えたのか今路頭に迷う

隣にはたどり着けない価値を持つ楔か灰か

消えかけた廓の夢ですら困り果て

煌々と輝く人口の光が嘲笑う

見詰めても無しに

見上げたのは流星群

数多の願いが流れて逝きました

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