ラブレター
Akira@ショートショーター
ラブレター
警察はとある手紙に頭を悩ませていた
「殺したいほど愛しているというのは何を表しているんだ
一見、ラブレターのようだが、これを受け取った男性は殺害予告だと言って、被害届を出した
とりあえず女から事情を聞くか」
しかし事情を聞いても、女がどれだけいい妻で、どれだけ夫のことを愛しているかがわかっただけだった
「ううむ、ますますもって、わからん
なぜ夫はこれほど愛されているのに、被害届など出したのだ」
デスクで唸っていると、隣の後輩が心配そうに話しかけてきた
「どうされました」
上司は事情を説明する
「ああ、それなら」
後輩は訳知り顔で説明を始めた
「この夫婦はおしどり夫婦で有名なんですよ
今回の件も、きっとお互いの愛が法律の壁を超えられるか試しているのでしょう」
ラブレター Akira@ショートショーター @akira_novelist
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます