ゾワッとしたらパーで遮れ
桜雪
第1話 寄生虫?
深夜、腹を壊してトイレへ…
ん?
あれ?
トイレの隅に数本の髪の毛が落ちている。
そのうち1本が直立してユラユラ揺れているのだ。
ゾワッと腕の毛が逆立つ…
(見間違いか?)
寝ぼけているのか…目の錯覚か…
いや、確かに動いている。
換気扇の風があたっているのか?
いや、動いているのは1本だ。
まさか蟲?
寄生虫か?
いや、デカすぎる。
ハリガネムシ…
まさか猫に寄生したか?
とりあえず恐る恐る、近づいてみる。
目が悪いから裸眼だとよく解らない。
「なんだよ…」
グニグニ、ユラユラ動いているのは僕の髪の毛。
蜘蛛の巣にぶら下がった僕の髪の毛。
それが小さな蜘蛛が動くたびに糸にくっついた髪の毛が不思議な動きをする。
しばらく僕はトイレで、その様子を見ていた…
「そうだ…掃除をしよう」
僕は2週間ぶりにトイレ掃除をしたのである。
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