第6話実況者の裏の顔

かなた「はいみんなこんにちはKKチャンネルのかなたです!」


かなた「今回も人生ラブゲームやっていこー!前回は大どんでん返しのHAPPYENDが見れたのたので前回の選択肢のとこからやっていきましょー!」


ゲームかなた「初めて話しかけられた時から好きでした!付き合ってください!」

 

かなた「さてーどうなるかなー?」


かなた(まあどうせ成功するんだろうなーと俺は思っている)


かなた(こんなわかりやすいゲーム、やってて正直楽しくないな)


ゲームなこ「私もずっと好きだっの!こちらこそよろしくお願いします!」


かなた「おおー!成功したかー良かったなーかなた!」


かなた(はいはいやっぱりお決まりの展開ですねー帰り道に告って成功するってなんてありきたりすぎて正直見飽きたな)


かなた(まあ数(視聴回数)のためだ。しょうがないか)


ゲームかなた「人生初の彼女が出来たー!」


 と言いながらかなたはスキップをしながら帰ったのだった。


かなた「ん?初めての彼女?あー保育園の記憶ないから翔子ちゃんのこと忘れてるのかー」


かなた「これがいい事なのか悪いことなのか今後が気になりますねー」


ゲームなこ「ねえねえかなたくん!今度の休み一緒に遊園地に行かない?」


ゲームかなた(お!これが俗に言うデートの誘いってやつか)


ゲームかなた「うんもちろん行くよ!」


ゲームなこ「やったーじゃあ土曜日の午前10時にラブラブ駅前に集合ね!」


ゲームかなた「うんわかった!」


かなた「ラブラブ駅前ってなんだよw名前適当すぎだろ作者さんよーw」


かなた「デートイベントかー多分かなたは心臓バクバクだろうなーなんか俺まで緊張してきたよw」


かなた(なんてな、こんなよくある誘い方、よくカップルが行く場所、何もかも普通すぎてつまらないな)


かなた(とか言いながら俺の初デートも遊園地だったなあれは楽しかったなー)


土曜日


ゲームかなた「よし!準備OKと、じゃあそろそろ行くか」


かなた「なこちゃんの服装どんなんだろ?やっぱいつもと違うのかなー?」


ゲームなこ「かなたくんこっちだよー」


ゲームかなた(うわ、あれなこか?めちゃめちゃ可愛いやんけーーーーー)


 服装はいつもの元気っ子とはかけ離れている

清楚系の大人しめの服

 髪型はいつものポニーテールとは違いフィッシュボーンだった。


ゲームかなた(これはいつもとのギャップがすごいな俺帰りまで心臓持つかなー?)


かなた「うわー可愛いなー結構俺好みかもw」


かなた(これは流石に驚きだな髪型や服装まで俺が初めてデートした時と全く一緒だなんて)


 そこから2人は1日中遊園地で楽しくデートをしたのだった。


ゲームなこ「今日はありがとう!楽しかったよ」


ゲームかなた「うん僕も楽し」


 チュッ


 言いかけたとこで彼女が僕の頬にキスをしてきた彼女の頬は夕暮れだからなのか少し赤くなっていた。


ゲームかなた(ん?これってどこかで同じことがあったような)


かなた「お?これは翔子ちゃんの事を少し思い出したのか?」


ゲームかなた(まあいいか深く気にしなくても)


かなた「いや気にしろよ!惜しいのになー

あと少しで翔子ちゃんのこと思い出せそうだったのにー」


 その後2人は帰宅したのだったもちろん手を繋いで。


かなた「はい今回はキリもいいのでここで終わろうと思います。」


かなた「ご視聴ありがとうございました。チャンネル登録高評価お願いします。」


かなた「ふぅありきたりすぎてやっぱ面白味がないな」


かなた(これだから恋愛ゲームは困るんだよ、どれもワンパターンで)


 彼は忘れていたのだこのゲームが恋愛ゲームではなくホラーゲームだということを...

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る