第138話 怖い夢でも視たかな
ウチの飼い猫チョビさん、すでに老猫だ。
だけど猫は、いくつになっても猫のまま。
ずっと3歳児のような存在だ。
チョビさんも歳をとって、よく眠る。
眠っている時間が長くなってきている。
ソファで丸まって眠るチョビさん。
目を覚まして、真っすぐに僕の所に来て顔を、すり寄せてくる。
「怖い夢でも視ましたか? チョビさん」
黙って、気が済むまで僕の顔に自分の頭をスリスリと押し付けてくる。
しばらくすると安心するのか、静かに喉を鳴らして、僕の膝の上に座る。
言葉は通じない、だけど、なんか伝わっている気がする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます