じゅりちゃん七転八倒日記1997-1999
じゅり a.k.a ネルソン提督
じゅりちゃん七転八倒日記1997
97.12.1 おたくからお電話
小ネタですけど。
残業していると、隣の課に外線電話が入った。
電話を取った人が、「Sさん、おたくからお電話です」
フロアに一瞬、動揺が走った。「ヲタクから?」
S主任が一言「どっちの意味でも違和感はないな」
97.12.7(元ネタは97.5) SEXY.EXE
某VECTOR社のHPで、フォント関連のフリーウェアを探していたときのこと。
何気に「ジョーク」コーナーに立ち寄った私の眼が、鋭く光った(☆_☆)キラーン
その名もSEXY.EXE。ダウンロードして、動作を確認の上、さりげなく会社で私が使っているパソコンのデスクトップに、ショートカットを放置しておいた。
ちなみにアイコンのデザインは、ビキニ姿の巨乳のお姉さんの胸部のどあっぷ(^0^) 少々色合いにセクシーさが足りないが(肌の色が黄色っぽいの)、名前からして「SEXY.EXE」だ。
さぁ、誰が引っかかるだろう・・・。
数日後。
うちの課のある島から少し離れたところにあるキャビネットに、業者から納品されてきたパンフレットを詰め込んでいたら、うちの課の方角から悲鳴と私を呼ぶ声が。
Eさんが「何これ、ウイルス?」と私に聞く。彼女の傍らではI係長が
「アプリケーションで致命的なエラーが発生しました。終了しますか?(#ERROR=USO800)」
というメッセージを前にして、凍り付いていた(笑)
運命の瞬間のI係長の顔は、近年にない見物だったという。
97.12.12(元ネタは97.11)ピンクのフロッピー
Y課長のところへ行ったら、彼は机の引き出しという引き出しを開けて何やら探し物をしていた。
「どうしました?」
「俺のフロッピーがないんじゃ。ピンクのフロッピー、ピンク・フロッピー・・・」
「ピンク・フロイド!」
同時に叫んでいた私たち。
ああ、なさけない。
97.12.19 納品はいつ?
うちのソフトのパンフレットが殆どなくなってしまったので、出入りの印刷会社の営業さんのA君に電話をかけて、発注をお願いした。
「納品は来年になっちゃいますよ」
「来年の夏とかにならなかったら別にそれでもいいわよ(^-^)」
「はいわかりました。じゃ、来年の春頃納品します(^_^)」
「・・・春じゃなくて新春にしてくれる?」
電話の向こうで笑い声が響いた。
こういうやり取りが出来る担当氏と一緒に仕事をしていると、幸せを感じる(^-^)
97.11.5 風邪、流行る
我が課を風邪が席巻している。
うちの場合、S主任がどこからか(二つ向こうの1課の島、説が有力)貰ってきて、向かいの席のK氏が移されて1日休み、隣の席のO君に飛び火し、さらに隣のS嬢が頭痛を訴え、その向かいの私が鼻水ズルズル状態となり、飛んで隣の島のS課長まで被害が及び、またまた飛んで窓際のうちのH課長がゲホゲホ言い出した・・・。
と、総崩れ玉砕状態の中で、無事なのがK氏とI係長。悔しいので我々は、
「やっぱりバカだったんだな(わぁっ、ごめん(^^;>二人)」などと噂してウサを晴らしていたんだが・・・。
突如I係長が39度の熱を出し、倒れた! 月初の伝票処理の最中である。大混乱に陥った・・・。
翌日。朝受話器を取ると、殆ど死にかけ状態のI係長の声。
「おぅ、悪いな。俺、午後から行くからよぉ」
午後本当にやってきたが、体温計を脇から放さない。一生懸命仕事をしぃしぃ(忙しい人なのだ)、体温計って「38.9度あるぞ。この仕事終わったら帰るからな」
しかし、キリのいいところで帰ればいいものを、風邪薬飲んで「おぅ熱が37度まで下がってきたぞぉ」とか云いながら残業に励むので、私は庶務さんと「早く帰ればいいのにねぇ」等と云っていたのだが・・・。
案の定、翌日は再び39度台の熱を出して倒れてしまった(苦笑) その次の日も38.9度で、この週は出られずじまい。我々は病床のI係長と電話で連絡を取り合い、伝票処理を敢行した。
しかし、K氏だけは未だに無事なんだよなぁ・・・。ううむ・・・。あなたって・・・。
97.11.10 おうまのおやこ
午前中、会社でしこしこ仕事に励んでいたら、電話があった。
「御社のソフトの体験版をインストールしたんですがね、そしたらうちのパソコンの中に入っていた『おうまのおやこ』が動かなくなっちゃったんですよー」
おうまのおやこって何だべ?と思いつつも、SEの方のY課長にその電話を回した。
後で課長席に行ってみたら、Y課長が「窓の杜」で「おうまのおやこ」を検索している。
「GOOで検索した方がいいんちゃいますかぁ?」と云って代わりに検索してあげたら・・・。
「おうまのおやこ」競馬系ホームページ、というのがわらわらと釣れてしまったぁ(^^;)
気を取り直して「お馬の親子」で検索したら、同名のソフトが釣れた。やはり、競馬関係であった。姉妹ソフトで「お馬の親父」なるものもあるらしい(笑) しかしまぁ、競馬やりながら家庭向けソフト使ってるお父さんってのも、いいやね(^^)
97.11.11 名刺の裏に英語を書いて
区の区画整理とやらで、我が社の住所の番地が若干変更になった。
新しい名刺を刷って貰うために庶務さんが皆の名刺を集めていたときに、隣の課のKさんが
「俺の名刺には裏に英語で名前とか住所とか書いてくれないかなぁ」
そうしたら我が課側からの反撃。
「俺だって外人のお客さん持ってるぞー」
「あたしも、あたしも名刺交換した事ある!」
私はあんまり騒がなかったのだが、それは私がその件で過去に騒いでいて、課長に「ばーか。うちの会社では裏に名刺で書いてもらえるのは課長以上なの :-P」とギャフンとやられてたからなんですけど(^^ゞ
かくてこの騒ぎでK氏の訴えはどっかに飛んでいってしまった(可哀相に・・・)。
しかし、考えてみれば、去年うちの部に英語の電話がかかってきたとき、全員がクモの子を散らすように逃げ、「そうだ、T部長だったら英語喋れるぞ!」ってんで、フロア中T部長を探し回って対応してもらったということがあったなぁ。うーん。
我が部の国際化は遠そうだなぁ・・・。
97.11.18 21世紀に向けての目標
私がコーヒーを買いに社内のリフレッシュ・コーナー(喫煙所兼自販機コーナー)に行ったら、たむろっている方々のこんな声が聞こえました。
「オレは21世紀までに結婚してやるぅ~!!」
そういえば昔「今年中に彼女ができなかったらオレはオカマになる」と宣言した人もいたっけな。
・・・そういうことは、簡単に宣言しちゃわない方がいいと思うんだけどなぁ(笑)
97.11.25 今川焼
「すいません、ソフトの資料を送ってください」
うちの課には日に最低一度はこういう電話がかかってくる。
私「では郵便番号からお客様のご連絡先をお願いします」
お客様「はい、郵便番号は***」
私「***」(口頭で復唱する)
お客様「I県**郡」
私「I県・・・**はどういう字を書きますか?」
お客様「羽という字書いて@@書いて」
私「羽根という字に@@と書くんですね」
お客様「そう。それからイマガワ町」
私「イマガワ町・・・イマガワは今川焼のイマガワですね」
はっ、と口を抑えたが・・・遅かった(涙)
97.11.28 パスワードの管理にご注意
S主任がパソコンに向かって悪戦苦闘している。
と、彼が私を呼んだ。
「g-searchの使い方教えて」
g-search(富士通・NIFTY関連の会社みたいよ)とは簡単に云えば情報のクリッピング・サービスかな? 割と重宝して使っているが、課金制なのが玉に傷。安いものじゃないし。
で、アクセスの仕方を教えていた私の目がふと、彼が右手に持っている黄色い付箋に止った。
「なんで付箋にパスワードなんか書いたんですか?」
「ああこれ? 俺さぁ、よくパスワード忘れちゃうから、この紙に書いてパソコンに貼っておこうと思って・・・」
S主任→(゚0゚;)\(- -メ)ぶぁきっ!!←私
「絶対そんなことしちゃいけませんっ!」
私は一応課のシスアドなのだ(涙) 涙を抑えながら懇々と諭した。
数分後。
ふと気配を感じて振り返ったら、S主任の動きがおかしい。
よく見ると、彼は・・・。
キーボードの裏にさっきの付箋を貼りつけ、キーボードを裏返しながら必死にパスワードを打っていたのである。
S主任→(゚0゚;)\(- -メ)ぶぁきっ!!←私
97.9.24 おっさんと呼ばないで
帰社しようと、エレベータを待っていたら、S主任に声をかけられた。
「はい、どうしました?」
「俺さぁ、俺さぁ・・・、課長におっさんと云われちまったんだよ」
主任は肩を落して続けた。
「別にオマエらにおっさん呼ばわりされても腹も立たないけどな。課長に云われるとなぁ(;_;)」
何と云ってなぐさめていいか解らなかった(^-^;)
確かに、10も年上の同性に「おっさん」呼ばわりされるっていうのはメガトン級ダメージだろうなぁ。
ちなみに、後ほど課長に「そんなこと云っちゃダメですよぉ、かわいそうじゃないですか」とフォローを入れたら、「でもお兄さんとか呼んだらもっと失礼じゃないか」
いやぁ・・・。もっと微妙な問題なのさ。フッ。
97.8.X:オヤジ狩り
我が社に入って知ったことの一つに、「今日一緒に帰ろうよ」というお誘いは「飲みに行こう」のお誘いである、という事実がある。
その日もI係長が隣の課のH君に「H、たまには一緒に帰ろうよ」と誘っているのを見て私が
「なんで皆一人で帰れないんでしょう」
と云ったら、S主任が
「オヤジ狩りが出るからだろ」
・・・集団下校のようなものなんだね。
97.8(元ネタは92.4)アンちゃんはいるかい
古い話ですが、私の同期の庶務さんの話。
彼女がバリバリの新人の頃、課長席に電話があった。
「はい、安藤課長席です」
「もしもし、アンちゃんいるぅ?」
彼女は一瞬凍り付いた。アンちゃんって誰だ。この電話をかけてきたのは誰だ。「失礼ですがどちら様でしょうか」と聞き返せばよさそうなものだが、あいにく配属されて二日目と来てはそんな良い知恵が浮かぶはずもない。彼女は考えて・・・。
「安藤課長、弟さんからお電話です」
一瞬フロアが静まりかえり、その後さざ波のように笑いが広がっていったという。
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