異世界×セカイ

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プロローグ

ガチャ。

「ここが…異世界と現実世界が融合してるって世界?」

「そうですね。ここで間違いありません。」

私はセリド・マーセル。シンの団の事件が解決してから早二年の月日が流れ、私はまだ見たことの無い世界をめぐっては異変を解決するというマーセル家の人間として当たり前のことをこなしていた。今回私達が来た世界は、今までに行ったどの世界をも凌駕するようなとても珍しい成り立ちの世界だった。

「ここってほんとに異世界も融合しているの?見た感じ日本と変わり無いような気がするけど。」

「セリド様、目に見えるものだけが世界では無いんですよ。この世界の人々は何かしらの方法で異世界にも飛んでいるはずです。」

ビルの山々の間でそんな事が出来るのかと疑問に思う私だが、それがこの世界での常識ならそれで良いのかも。

「さて、さっさと仕事終わらせちゃおうか、レイヴ!」

「えぇ、セリド様。」


      

      『異世界×セカイ』

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