第436話―フィクションな空の得恋その三―

この作品を書き付けたのがぐる日の1月と上旬。

情けないことに小説のアイデアのメモ帳に書いてはいたが主に展開などが多く肝心の物語に関わる根幹とかやテーマが少なく整理して纏めることが出来ずに手詰まり状態にあった。

熱意と執筆欲に駆られて作った前のプロットように書く意欲が失ってきている。

今後どのような作品を書こうかと悩んでしまうと着眼点が分からずになる。

それまで仲良かった友達がいつものように距離を開けていたら自然消滅するような、そんな当たり前が終わるような恐怖があった。


(それが原因なのか自分でも、よく分からないけど…見えない恐怖。

詳細な原因は知らなくても、評価が少なく現状維持なのが怖いのだけは確か)


冬雅と移山が真剣に読んでいるのを俺は、スマホゲームをしていた。

気をどうにか向けようとゲームを始めたが表情とか面白いかったかな?っと気になり過ぎて集中が出来ていない。

今はウマ娘プリティーダービーを遊んでおり星1のハルウララを選択して育成している。

100戦以上の試合を参加しているが勝てていない競走馬。逆に負け続けて人気になった競走馬をモデルにしている。少々、ゲームまで弱体化しなくてもと思ったけどゲームなので勝利が

出来るようになっており一着すると

異世界転生したみたいな非現実的な

展開が楽しかったりする。

ともあれゲームを楽しめる気分じゃないので別のことを考えることにした。


(俺と冬雅たちな頭痛を覚える日常を作品にしたのは新しい境地を見つける意味があったんだよなぁ。

妄想や熱意などで現実的に変えてプロットを組んで作っていくのが俺だったけど……

そのスタイルじゃなく現実と想いを虚構に変えてプロット組んで作った)


もちろん俺たちをモデルにしているが、そのままではなく一部を変更してキャラとしている。

でも、より向上を目指して拝読をしてもらっているが冬雅からすれば、どう想われているのか書かれている。

言葉にできない恥ずかしさがあるけど冬雅も似たようなことをしている。

想いを綴った日記をプレゼントでお互い様だろう。


(そう決心していたが…うわぁー。

やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい!!中二病の過去を掘り返されるよりも好きな相手に日記をプレゼント

にしようと発想したものだよ。

呆れているけど尊敬する…ハァー)


けど読まれている以前の題名ほど恥ずかしくない。前のタイトルが

[無為徒食なのに何故かJKから告白されていく話]。これを読まれてリアルに

起きたのをラノベにしたと考えてい

る人はいないだろう。―――


題名︰フィクションな空の得恋

妹と主張する女子高生に俺は翻弄されていた。やや迷惑もあったが学生時代よりも孤独感にあった俺には

太陽のような存在で現代社会の一つである歯車にすぎない俺の疲弊しきった

荒んだ心を照らしてくれる存在だ。

それを口を裂けても言うつもりなんて、さらさら無いが。

「お兄ちゃん朝ですよ」

仕事の疲れで寝ていた俺の上に飛び付いたのは母違いの妹。

「お前なぁ。もういい年齢なんだから男に飛びつくのは控えろよ」

「えへへ、イチャイチャ」

「聞いてねぇ……もういい。

起きるから離れてくれ」

「やだ。もう少し」

離れようとしない。不快そうに対応しているが本当は抱きつきたいと性欲に葛藤して我慢をしているのだ。

「…なぁ、こんなオッサンを好きになっても良いことはないぞ。見てきた世界や価値観が違う。

お前の視野は狭い。大人になれば社会に否応もなく出ることになる。

そうなれば――」

「でしたら賭けませんか?」

「賭け?フッ、なんだ聞いてやるよ」

そんなことを言うなんて、まだまだ子供なんだなぁ。マンガかドラマの

展開におそらく感化して提案したの

だろう。

仰向けで寝ている俺の上で、うつ伏せで危険な態勢になっていた彼女、三浅冬里みあさふゆりは上半身だけ

立ち上がる。

この態勢でも十分に危険なのだがツッコミしないでおくとしよう。

「ごもっとも。ですけど社会に出てから、お兄ちゃんが言う視野が広めて

多くを学んいたら、わたしと…付き合ってください!」

冬里は頬を赤らめて、そんな告白にも捉えるような言葉をした。

「……それが賭けなのか?」

「はい!」

どうする?本能的には、首を縦に振る魅力的な案であるが冬里の幸福を考慮すれば、とても受け入れ難い。

しかし悩むことなんてない。この恋愛は必ず報われないし、まやかしだ。

血の繋がった兄妹だ。母は別人であるが、実の妹に恋愛対象にするなど異常行為で偏愛なのだ。

それに時間や生活した時間が、短いからこそ兄に恋愛対象として除外が出来ないのもある。それは、俺も例外ではないが時間が解決する。

「いいだろう。好きでいられたら恋愛してやるぜぇ。

そのBETベット乗った!」

俺は、そう言って答えるのだった。

これは勝算は確実な賭け、嫌われようと振る舞えばいいし。なにより恋愛は賞味期限のようなものだ。

賞味期限は期限は過ぎても味は落ちるが、まだ食べれるという定義がある。

ある研究の論文によれば恋愛対象としていられるのは5年ほど。

好きになってから数えて時間が経過するほど好きな感情は薄れていく。

それから俺と冬里の戦いが始まるのであった。

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