第328話―ポジティブなJKによる瓦全で定期的な告白5―
塾が終われば一直線に寄らずに帰る。
そしてリビングで空虚な生活にため息をこぼしてニュースをぼんやり見ていたら
「…えっ?お、お兄ちゃん……」
何かの見間違いのはず。逸る気持ちを抑えようとしても抑えられず、表情している名前を、文字を何度も確認します。
しかしわたしの期待は裏切られ大好きな人だと理解する。
「…あっ………あああぁっ」
本当に死んでしまったの?
どうして、自殺なんかしたのだろうと疑問を抱くと怪しい評論家の人が見解を述べる。
『自粛ムードで経済的に将来的にも追い詰められた人達の自殺は非常に多く、軽視してはいけない!』
まるで疑問点を応えるみたいに。
お兄ちゃんが自殺したのは追い詰められたから?意識していなかったけど、死の闇が覆われるほどに心が圧迫していくのだとしたら…どうして、わたしは隣に居ようとしなかったのだろう。
死因は判明していない、推測しようにも判断が出来ず分からない。
お兄ちゃんのために選んだ事が…。絶望と涙が呼び、力と頭が動かくなる。崩れるように膝をつき涙が絶え間なく流れていく。
「ぅぅわぁぁ、お兄ちゃん…どうして。わたし…お兄ちゃんがいない世界で生きていけないよ」
手を伸ばして、それから…わたしはこれが夢だと認識するのは決まった起床の時間になってからだった。
「ハァ…ハァ……」
苦しくて、悲しい悪夢だった。
ひどい目覚めに思考や身体は鉛のように重たく動かすのが精神的な苦痛を与えてきます。
今日は金曜日、学校がありますからカーテンを締めた僅かな隙間に光が射し込むからして二度寝は
出来ないだろう。寝台から立ち上がりカーテンを開けるとベランダに、眠ているお兄ちゃんに顔を見れると心のどこかに期待があったみたい。けど、そんなことはあるはずがない。
(ママとパパにはお兄ちゃんを裁判を起こさない条件だから、仕方ない。たとえ2度とベランダで挨拶や逢瀬を重ねる事が出来なくても…お兄ちゃんが幸せなら)
わたしのために引っ越しをしたのです。わたしは、お兄ちゃんを一刻も早く牢から出したい気持ちで
ママとパパに懇願した。
最初は、惑わせられている目を覚ましなさいと叱咤されたのはつらかったです。けど何度も、何度も…何度だってお願いした。
逮捕されたのが、わたしと付き合ったのが事の
許してもらえる条件は、お兄ちゃんに2度と会わないこと。もし遭遇などしたときには無視または誰かを助けを呼び出しなさいと付けたのです。
準備を整えママとパパに挨拶して朝食を取り、行ってきます!明るく笑顔で外に出るが通学路ではため息の回数は多く憂鬱だった。
「冬雅、おはよう。外は雨は降っているけど気持ちまで暗くならないでねぇ」
「おはようございます冬雅さん」
昇降口で背後から聞こえたのは
真奈と茜の声。
「…真奈、茜…うん、おはよう」
今日の天気は雨。真奈と茜には、わたしが落ち込んでいるのを
察して優しく声を掛けてくれるのは嬉しいけど、その優しさ今は…つらい。得意技の笑顔を作る。
「冬雅やっぱり今日こそ、お兄さんの家に遊びにいかない?」
「…今日は難しいかな?用事があって」
真奈のストレートな誘いをわたしは今週に何度も断ったセリフをまた応える。そんな返事があるのを
予想していた真奈は引かないのが
雰囲気で直感的に察知する。
「じゃあ明日はどうかな?休日なら時間の確保はそう難しいことでは無いと思うし、どうかな?
ダメだったら明後日に」
「その日には…家族と旅行があって」
わたしより成績優秀の真奈に頭脳戦には
人を疑うのを好まず
けど、そんな綺麗な心を持つ真奈の言葉や目で訴えられる力は大きく白旗は上げて味方にする力がある。とくにお兄ちゃんが、よくやられているのがある。
とうにか話をあやふやにさせて正午。
「真奈様、今日も眩しいすぎる!!」
狂喜乱舞しているのはフェイスシールド着用している羽柴さんと普通のマスクをする茜。
トイレに行こうと教室を出ると、廊下で二人が話をしていた。
「あっ、冬雅さん!一緒に話をしませんか?」
「わ、わたしと!?」
戸惑ったけど、断る理由もなく話に加わる事になった。ここで雑談しているなんて二人ってこんなに
仲が良かったんだ…あれ?それとも茜の交友関係?
「あのすべてを包み込む笑顔はヤバかったわね。悔しいけど、あの笑顔をさせているのが変態だと思うのは」
香音は、表情が豊かに語るのです。けど拳を作り胸の前まで上げる物騒なのは、お兄ちゃんがケガしないか不安かな。
…それにしても、真奈のお弁当にはお兄ちゃんが作ってくれたなんて羨ましい………。
「フフ、もしかして羨ましかったりしない。香音もお弁当を作ってもらいたい」
「そ、そんなこと無いわよ。
どうして真奈様と寝ている邪智暴虐の変態なんかに!!」
「そ、それって、どういうことなの羽柴さん!?」
聞き間違いじゃなかったら、お兄ちゃんは真奈と寝ている。
しまったっと失言に気づいた香音は、それ以上を言おうとせず別の話題へと移る。ニコニコ顔の茜は
止める興味がないのか関心は別の話題に。
ほとんど午後の授業に集中が出来ずに放課後が訪れると、わたしは
真奈と茜の3人で塾に向かい飲食店などが連なる道を歩いていた。
わたしは真奈にどうしても言いたい事があった。
「ねぇ、真奈…お兄ちゃんを幸せにしてあげて」
「えっ!?もちろんそのつもりだけど、どうしてそんな事を」
「ううん、何でもないよ」
それは夢が現実にならないのお願いだった。お兄ちゃんの事をよく知っている真奈なら、きっとお兄ちゃんを自殺まで追い込んでるなんてさせないはず。
わたしの初恋は、こうして幕を降ろされるのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます