第329話―ポジティブなJKによる瓦全で保険的な告白6―
未知なる世界へ飛び込むには余裕がある時期、そう考えて住宅街を歩いていると角から美少女が現れた。
「ヤバいかな。合コンの変な空気から逃げたのは良かったけど、途中で抜けたのを怒られるだろうなぁ。
それよりも退屈で何をすればいいのか分からないなぁ。勉強をする気分にもならないし、宿題は終わっているから別にいいんだけど。
というか基本的に勉強する時間は3分とかだし。あれ?
まさかこんな所に出会うなんて偶然だね
左の角から一人で寸劇を行うほど言動を見せるは
無理があると思う。
それは待ち伏せとしか思えない登場であったとしか考えられない。
「そ、そうだね偶然だね。こんにちは今日も良い天気日和で広岡さん」
彼女の話に合うことに迷わず選び挨拶をすると広岡さんは花を咲くように笑顔になる。
どうやら自然な流れに話を繋ぐ事に成功したと推測する。
「超絶いい天気。よかったら公園で話とかしない?」
「構いませんけど、俺でいいんですか?大人の私ではつまらないと思うのですが」
「もう、何を言っているのかな?そんなだったら誘ったりなんかしませんよ。ほら、行きましょうよ。ねぇ、ねぇ、ねぇ!」
ねぇ3回をほとんど間を空かずに言葉を立て続けに促す。これは唯一の抵抗だと俺はため息を零して広岡さんの背をついて歩くことにした。
(どうして気に入られたのか謎だな。それにしても人が多い)
最寄りの小さくもなく大きくもない公園には駆け回る子供と、それを見守る父親と母親。そんな賑やかで平穏な絵に描いたような日曜日の風景に座れるベンチがあるはずがない。諦めて帰ったかと思ったのだが、僅かに速度を落としたものの奥に進んで歩く。
そんな風景の一部に収まらない距離がある端で足を止める。
「それじゃあ単刀直入でお願いしますが……わ、私と連絡先とか交換しませんきゃあ」
最後は独特な語尾を使いたい気分であるようだった。恥ずかしさと高揚感の交差による間違いを引き起こしたのさ言うに及ばず言ったところだ。
純粋に好感を持っているだけには見えない。それ以上を増えるのも避けなければならない。
「気持ちは嬉しいのだけど、俺には―」
「っ――!?」
勇気を振り絞り陳腐な返事の断りを告げようとするのを彼女は先が理解して悲痛そうな表情になる。
「――スマホを忘れて来たものだから無理ですね。残念なことに」
決断したというのに心が揺らぎ路線を変化して無駄にクールなセリフを返した。
「そう。それは残念という奴ですね。まったく大人なのだから
スマホぐらいいつでも持っていないと大変なんだから。けど、いつでも連絡先を交換をする準備はしているんで、今から家に戻って待つのもカワイイ返事しますよ…
行きましょう!やっぱり」
まくし立てれば広岡さんに追随するものはいないのではないでしょうか?あんなにマシンガントークをされれば内容を聞こえるのが難儀。
それに家に行く流れに進んでいてツッコミのパレードだ。
「今日は楽しかったよ。それじゃあ」
「ちょっと待ったああぁぁぁ!!
なにスルーっと帰ろうとしているんですか!?とりあえず買い物を付き合う」
「へぇー、どうして買い物を知って」
「ほら、エコバッグがあるじゃん」
指を向けるエコバッグに俺は納得した。そんなの持っていれば買い物なんて九分九厘そう判断するものだ。
結局は買い物に突き合わせる事になり買い物の帰り道にお菓子を一緒に食べるなどして楽しむのだった。
「まるでデートみたい」
「ただの兄と妹の買い物にしか見えていないと思うけどね」
そんか雰囲気を空気を破壊行為をして結果を言うなら広岡さんは不満が小規模で爆破して怒るのであった。
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