第284話―短い夏休み期間つづき3―
今日は10日。山の日で快晴日であるけど自粛ムードにある中で「そうだ登山しよう!」軽い気持ちで動けないのが現状。いや、今なら少ないから…と考えたら考えが同じな人がいて結果的に人数は多かった。
エアロソル感染をされる懸念は拭えないのもある。ちなみにエアロソル感染は明確的な定義がないが意味はマイクロミスト状の小さな
飛沫が空気中に浮遊している。
厄介なのがソーシャルディスタンスを守っても密閉した場所では感染してしまう危険が発生すること。
「お兄ちゃん、眉間を寄せていますけど。もしかして…おいしくなかったですか」
日が昇ったばかりの空。冬雅とダイニングテーブル向かい合う形で朝食を取っていた。今日はどこへ行っても安全な所はないだろうかと悩んでいたら冬雅は作った料理を不味いと誤解させてしまった。
「いや違うんだ。いつも美味しいから安心してくれ。サバ缶と豆腐の味噌汁は特に」
「褒めてくれて嬉しいですけど、お兄ちゃんが真剣に悩んでいると気になります。わたしでよかったら…ううん、相談してほしいです」
真っ直ぐと向けられ、言葉を濁せなくなる。以前よりも強くなったのは告白だけではないようだ。
こうして悩み事など一緒に考え干渉して、おそらく深く踏み入れない配慮もしている。
俺は咀嚼中の納豆オムレツを噛む回数を減らしてすぐ飲み込む。
噛まないと
冬雅の問いに応えるのが優先されるのは当然!
「わかったよ。冬雅はパートナーようなものだからね」
すっかり何をしても片方が助け、もう片方が困ると支える関係。
こういうのを刑事ものでは主人公のパートナー。相棒とかバディとか呼び方は様々で少し憧れてはいる。
きっと大半の人はそんな全幅の信頼してピンチに共闘する間柄が滅多にいないのが現代人。
「お、お兄ちゃんのパートナー…その!わたしもお兄ちゃんをパートナーになれたら妄想していたのだけど…言われてみると、わたし達パートナーですよねぇ非公式的ですけど」
非公式か。なるほど俺と冬雅は表沙汰に出来ないから意味で言ったのだろう。冬雅は視線を少し落として麦茶をリスのようにコップ持ち飲む。
「まさか、ここまで喜んでくれるとは驚いたけど。冬雅の笑顔を見たいから次からはパートナー頻繁的に使おうかな」
「えへへ、いいですねぇ。けど真奈達がいる前で使わないでくださいねぇ」
外から歓迎される強い陽光と匹敵するではないかほど眩しい満面な笑み。
だけど真奈達のワードが訝しむが、いつものことかと深く考えず食事に戻る。
「…お兄ちゃん、いつか本当のパートナーになりましょう。
相思相愛だって分かっていたけど」
…どうやらパートナーの意味には
あの弾くような笑顔でそう読み取るべきだった。目が合うと微笑み、乙女の表情で言葉を続ける冬雅。
「現実味がなかったですけど。
大好きです!お兄ちゃんが大好きだよ。世界一お兄ちゃんを愛しています!」
ここまで指摘しなかったら、とんでもない発言しそうだ。暴走しているけど俺は止めることにした。
「冬雅、ごめん。パートナーというのは刑事ものでいう相棒的な意味で。家庭的な意味ではなくて」
「へっ?・・・・・お兄ちゃん!?な、何度も勘違いさせないでほしいです!!」
羞恥で赤くなる冬雅の絶叫に俺は苦笑して応えるしかなく、暫くして比翼と移山が目覚めて降りて事情を訊かれ怪談話で冬雅が怖くなって叫んだと咄嗟に浮かんで出た言葉で誤魔化すが比翼は疑いの眼差しを向けられる。
10時頃には真奈達が遊びに来て居室は大いに賑わう。
女が三人あつまれば姦しくなる。
「それじゃあ皆いるからリア充イベントしませんか。人生ゲームを!」
比翼が二階に行き持ってきのはた人生ゲーム。俺も含めて7人もいる。かなり盛り上がりそうな気がしてきた。
「あっ、わたしの家にある人生ゲーム!?」
目を瞠目して驚く冬雅。なるほど冬雅の物だったのか。すると真奈が
「冬雅も人生ゲームするんだ」
「えぇー、真奈それどういう意味なのかな?一応、友達はいたよ。・・・・・昔だけど」
「ワタシも小さい頃はそうだよ。お兄さんは?」
「いや俺も友達が少なかったよ。すぐに自然消滅して実質いないのと同じだったかな」
遊ぶ友達の条件なら皆無に等しい。俺のような大人になっても、ここまでいないのは珍しいと思う。・・・あれ、おかしいな。涙腺にくるものがある。
「お、お兄ちゃんの友達なら、わたし達がいるよ!」
「そ、そう。お兄さんはワタシのライバルで竹馬の友。だけど、もっと上の関係になりたいけど」
「真奈おねえちゃんがそんな事を言うならおにいちゃんの彼女になりたい!」
冬雅、真奈、比翼の三人からの元気づける言葉には感動はある。けど惨めな思いもするのは何故だろう。
励ましの言葉には私情も入っでいたけど友達と言っていいのだろうか。
すると
「ぐっ!?」
「お兄ちゃん!?」
「お兄さん!?」
冬雅と真奈が心配そうにする。この痛みの原因は誰かが攻撃してきた痛み。
「真奈様になんて、いかがわしい言葉を使わせているのよ、ぼっち変態」
香音のよく分からない理不尽な怒りに、毒舌を吐きローキックを決める。痛い。
「暴力ダメだよ香音おねえちゃん!」
「思いきりしていない。手加減してあげているから平気なはず」
手加減しているとは思えない威力なのですが。痛みの許容、限界が達したら逃げよう。
「ホテル」
「っ―!?」
するとローキックする足を止める香音。冬雅の呟くような一言に
止まる香音と冬雅の言葉に真奈達は首を傾げて怪訝になる。
「えーとホテルってどういう事ですか冬雅さん?」
三好さんの疑問に冬雅は笑顔で―
「うーん、ここまでの人数だとホテルに泊まった方がいいかな考えていたら、つい言葉に出てしまったみたい」
「そうなんてすねぇ。冬雅さんがそんな事を」
事情を知らない人もいるから秘密にした冬雅だが、この呟くトーンなのは通告。これ以上の狼藉行為はホテル街を連れ回し俺を誘惑まがいをしたことを、いつでもこの場で追求すると。
「ふーん・・・香音おねえちゃん。どういう意味だろうねぇ」
「ど、どうして私に訊くの!?」
「ううん別に、何も」
変わらない笑みを浮かべる比翼に香音はたじたじと落ち着かない反応をする。疑っているこれは。
変な空気もなったりもしたものの人生ゲームは人数も多かったのか盛大に楽しんだ。けど、俺が操作するコマが誰かと結婚すると
悲鳴と怨嗟と一人だけの歓喜という流れになるたびにゲームの中だよと
他にもゲームをしていると夜の帳が降りるのも刹那ほど速さだった。
「せっかくだから花火しない?」
「実は私と真奈さんはこんな事態になると想定して花火を買ってきました」
どうやら真奈と三好さんは道中で花火を購入していた。大きなカバンを持っていたのを気になったのだが、どうやらそれを入れるためだったようだ。
「やったーー!花火だあぁぁ!!」
比翼が飛び跳ねるほど、はしゃぐ姿。この場にいる俺達は柔和な笑顔をしていたのは言わずともないだろう。
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