入社3ヶ月の志望動機

第1話

何のために仕事をするのか

そんなことあの頃から何も分かっていなかった

今でさえ答えは出せずにいる

でも自然と傾いているその心が

答えにもなるような気がした。

お金のため

会社のため

自分のため

将来のため

言うならば全部含めている

でも傾いているのは、自分のため

お金を持っていたって、

自分のなりたい自分にはなれない

自分のなりたい自分になることが

今働いている微かな希望なのだ。

やりたいことは他にもあった

それでもここを選んでいる

それは紛れもなく自分のためであった

心の奥に小さく引っかかっていた食べ残しがやっと取れた

やりたいからやるんじゃない

言われたからやるんじゃない

自分のために仕事をしようと

そのための駒が仕事なのだと

僕は仕事を利用しているだけなのだと

気付いた。少しだけ胸の荷を下ろして、

恐る恐る、本当に小さいが、

自分のなりたい自分に一歩進んだ。

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入社3ヶ月。

3ヶ月前、面接の時に言われたことと異なる仕事を任され、やりきれない気持ちを残しておきたかった。ただの甘ったれです。

嫌なことをやるのも自分のためになるだろうなんて思っていたりもします。メンタルは既に入水済です。