第5話 「まって、あんなに全部食えるわけないでしょっ⁉︎ 塩分のとりすぎよっ⁉︎」

 俺が噛み付くように叫べば、彼女は落ち着けというジェスチャーをした。


「まって、あんなに全部食えるわけないでしょっ⁉︎ 塩分のとりすぎよっ⁉︎」

「じゃあどこにやったっていうんだ⁉︎ まだ部屋に彼女の残り香が漂ってるのに……」


 俺の部屋は1DKで物が散乱気味で狭い。隠せる場所なんてないのだ。

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