第4話 生ハムーーーーーッ⁉︎
そして、視線を逸らして気づく。彼女の後ろにあるだろう同居人の姿が見えない。テーブルの上は脂のために敷いていたビニル袋だけで、生ハム原木の姿がないのだ!
「まさか……お前が喰ったのかっ⁉︎」
まだ半分以上残っていたはず。それを惜しむなく平らげるなんて! せめて無残な姿を拝ませろよ‼︎
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