第68話 体育祭 プログラム1 借り物競争 ゴール

 借り物競争開始から3分頃。

 僕は体育祭が行われているグラウンドを離れて、校舎内の廊下を歩いていた。

 目的はもちろん、借り物競争のお題の『好きな子』こと『璃月』を探していた。まぁ、探すと言っても彼女のいる場所に見当がついている。そんなわけで進む足取りに迷いはなかった。

 目的の教室前まで着くと、ドアの取っ手を掴み施錠されていないかを確認する。結果としては施錠はされていなかった。

 借り物競争のように、競技によっては学校内を使うこともあるので当然のことなんだろう。

 とはいえ、体育祭で学校内を使うって言うのがピンと来ないのはたしかだけど。グラウンドで全部できるようなルールにするべきじゃないかな。

 このひと手間くわえた競技ルールに今だ納得しきれていない僕だった。

 ぶっちゃけ、ひと手間くわえるのは、学食だけにしてほしい。学食に食べに行ったことないからどんな味なのか知らないけど。

 そんなことを思ったり、今日の璃月のお弁当はどんなのかなー、とか思ったりと思考が脱線し続けていゆく。

 いけない、いけない。

 璃月のお弁当も大切なことだけど、璃月本人を探す今も大切じゃないか。

 と、どうにか脱線した思考を無理やり戻すと、施錠されていないドアの向こうに足を踏み込む。

 そこはところ狭しと本棚が並べられている本だらけの教室――図書室だ。

 璃月の部屋のように本棚は浮いておらず床についている。本の森のよう、なんて言えばファンタジー感がでるかもしれないけど、いたって普通の図書室だった。

 とはいえ、ここが多くの生徒にとって、いや多くの人類にとって普通の図書室だったとしても、僕と璃月にとっては違った。

 僕たちには、ここは思い出深い場所で、僕たちの関係が始まった場所。最初に探すならここだろうとあたりを付けるのは自然なことだと思う。

 また彼女自身、寂しがり屋のかまってちゃんなわけで。僕に見つけられたいと思っているに違いない。そうなればおのずと答えは僕たちに関する場所を選ばないはずがないと思ったため、ここを最初に訪れたのだった。

 ここにいると確信していた。

 確固たる証拠がなくてもわかる。僕は璃月に関することならどんなことであろうとも負ける気がしない。それは璃月自身よりも勝っていると思うほどに。

 故に彼女のアホ毛を感知するスキルすら使わずとも見つけられる自信があった。そのため今回はその人外のような力すら使わずにここに来ていた。

 本棚の間を進み、1番奥にたどり着く。

 そして、あの日、璃月に告白した場所に視線を向けて僕は――、


「見つけたよ、りつ――

「会いだがっだよぉー、なーぐぅん」


 ――言おうとしたけど、泣いている璃月がタックルするが如く抱き着いてきて、全てを言わせてはくれなかった。

 まぁ僕も成長している。受け身をとりつつ倒れながらも彼女を抱きとめることができた。とはいえ、けっこうギリギリだったのには違いない。

 あと少し〈緊急アホ毛接近感知能力〉(不意打ちをしてくるアホ毛を自動的に感知する能力)が遅かったら、受け身も取れずに床や本棚に頭をぶつけていたかもしれなかった。変な力があってよかったよ。

 冗談を交えつつ思う。

 泣いちゃうなら隠れなきゃいいのに。

 まぁ泣きつく彼女が可愛くって仕方がないし、僕に会えないことが寂しいと思ってくれたのはとにかくうれしい。だから言わないどく。

 床に倒れる僕のお腹の上にいる璃月は、涙目の上目遣いで訊ねてくる。


「かんきわまっていきなりだきついてごめんね、いたかったぁ?」

「平気。璃月の物理的な頭の固さも心地よくって好き。それが知れてときめいた」

「・・・・さすがに頭の固さにときめきを感じるのはヤバいよ。なかなかいないよ、頭うったんじゃない?でもそんなナーくんが大しゅき♡」


 とっても下手くそなツンデレさんかな?

 璃月は僕のお腹を抱き枕のように、ほっぺをこすりつけている。

 下手くそなところも、行動も全部が可愛い。あと璃月のこと大好き。


「それにしてもさ。僕のことノールックで、しかもタイミングよく抱き着けたのってどうして?本棚の隙間から見てたの?」

「見てないよ。そんなの単純な話だよ。私のアホ毛にビビっと、鳴瑠くんの気配を感じたの。だからわかったの」

「人のこと言えないけど、璃月の人外化も大概にした方がいいと思うの」

「愛の力なのにー」

「愛の力でも人間はやめちゃダメだと思う」

「鳴瑠くんは人のこと言えない。そもそも鳴瑠くんと違って、アホ毛の力(僕たちにも謎)だけで鳴瑠くんのことわかったんじゃないもん。現代の力――鳴瑠くんに埋め込んでおいたGPSで、位置情報も確認してたんだもん‼」

「え、ごめん。人間としての色んなのをやめてほしくないから、聞こえなかったことにするね」


 動揺しながらも頑張って聞かなかったことにした。

 ほんとーに頑張った。

 そもそもお互い、お互いの気配を探知できる時点で普通の高校生じゃなくなってきてるのに、ここに来てのGPSを埋め込んでるのはもう後戻りできなくない?

 僕はそう思ったんだけど・・・・。


「やだぁ、私のお話、ぜんぶ聞いてくれなきゃやだぁ。寂しいよぉ」


 と、可愛く頭を横に振って、子どものように言ってくる璃月。

 卑怯じゃないかな。可愛すぎて意識が吹っ飛びそうになったよ。話しの内容でも吹っ飛びそうになったけど。


「ごめん。とりあえず、僕にGPSが埋め込まれてることが驚きだよ」

「耳の後ろに入ってる」

「宇宙人に連れ去られた人が、埋め込まれる系のヤツと一緒じゃん‼」

「失礼な、私は生まれも育ちも地球出身だよ‼」


 世界を超えて、宇宙規模のツッコミをする璃月。

 それから冷静に彼女は続ける。


「でも思考回路は鳴瑠くんと一緒で、地球人から遠ざかってる気がするよね」

「まぁそうだよね。大抵の地球人はGPSを恋人に埋め込んだりしないもんね」

「うん、アホ毛で興奮もしない」

「まぁ、璃月と同じなのは嬉しいことだから、宇宙人になっても悪くないけど」

「私も。鳴瑠くんとなら何になってもいいー♡」


 それに僕たちの苗字って宇宙町とか星降町だし、璃月に関しては月って入ってるし、宇宙人になちゃってもいんじゃないかな。宇宙に関係ある名前だし。

 適当なことを思う僕に璃月は、心配そうな顔をして訊ねてきた。


「もしかして、・・・・・引いた?」

「ううん。別に。璃月ならいつかやりそうだと思ってた」

「信頼してくれてるのは嬉しいけど、嬉しくない」

「でもなんでGPSなんかを僕に仕掛けたの。もしかして、浮気を疑ってるとか?」


 だったらちょっと悲しい。

 僕のその感情を察したのか璃月は、


「そんなことないよ。だってナーくんは私にメロメロだし。君の心も身体も存在の全部が私のものだから、他の女になびくわけないのはとーぜんのことだし。何よりナーくんが浮気しないのはこの世界の真理で揺るぎないことだもん‼」


 そこまで信頼されてると、嬉しいというか。

 裏切る気はさらさらないけど、絶対に裏切りたくないなって改めて思う。


「だから、GPSを付けた理由はね。ただ単に鳴瑠くんがどこにいるのかふとしたときに見てたいだけだもん。ただそれだけだもん」

「璃月・・・・」


 ちょっと・・・・けっこう闇が見え隠れしてるなー。

 とか思うけど言わない。僕自身が悪くないと思ってしまっているからだ。

 なんていうのかな。常日頃から僕のことを意識してくれてると思うと嬉しい。とはいえ、サプライズでプレゼントを用意するのができなくなるのが辛いけど・・・・。

 あ、これアレだな。お泊りの日に1人で出かけたのがきっかけでGPSを埋め込んだな。とふと思い当たる。


「ちなみにね、鳴瑠くん。私にもGPSを埋め込んでみたんだ。よかったら私の位置もみてね、ね♡」


 とっても可愛い感じで言ってるけど、けっこう内容はすごい。

 とりあえず僕は、璃月から預けていたスマホを受け取ると、設定なんかを簡単に済ませて、彼女の位置情報を見てみることにした。

 数秒で画面に位置が表示されて、ふと思う――時々見たいかも、と。

 なんていうのかな。

 離れ離れになったとしても、相手がどこにいるのかわかるっていうのは妙な安心感がある。別に浮気を疑っているというわけじゃなくて。

 ただ単純に場所がわかるだけで、不思議と近くに感じられる気がするっていうのがちいかもしれない。

 それによくよく考えると、璃月に僕がどこにいるか知っていてもらってるかもって思うと、とっても興味を持ってもらえてる気がして嬉しくてたまらない。

 そんなことを思う僕に、璃月はアホ毛をぴょんぴょんさせて続ける。


「あとね、あとね、すごいの、これ。相手の心拍数もわかるんだよ‼」

「え、ほんとに‼」

「うん、今も鳴瑠くんてば、私に乗っかられてドキドキしてる。かわいい」


 スマホを見ながら、璃月はにぱーと笑う。

 これはちょっと恥ずかしいなぁ。恥かしいんだけど相手に『ドキドキしてるんだよ』ってことが数値化されて見られているのは、ちゃんと璃月のことが好きなんだっていう証になっているようでよかった。

 これが昨今、社会で騒がれている『見える化』ってやつなのか。どうやら僕たちの愛は時代の最先端をいっているようだった。

 というよりも・・・・忘れてたことがあった。


「璃月。よくよく思い出したら、まだ体育祭の途中で、借り物競争でゴールしなきゃだよ。いったん、ゴールしに行こうよ」

「え、もう少し鳴瑠くんに抱き着いてたい・・・・だめ?」

「もちろん、ダメじゃない。一生、抱き着いてて」


 この世でもっとも優先すべきは璃月。

 いくら体育祭の途中でもそれは揺るがないことだった。

 時計を見ると開始から15分ほどが経っていた。制限時間まではまだ30分あるし、これだけ経っていれば上位10位以内に入ることは難しいだろう。

 こうなってくると、璃月の夢である『お姫様抱っこでゴールする』だけを目標に定め、時間に気を付けておくことにしよう。

 そう目標の再設定を行い(よくよく考えると、最初から上位に入るきはなかった)、僕は璃月の頭とアホ毛を撫でることにした。

 目を細め気持ちよさそうに撫でられる彼女は甘い声で僕に訊ねた。


「鳴瑠くんのお洋服、ぬぎぬぎしていい?」

「えーと・・・・ん!?」


 あまりにも唐突なお願いに、正常な反応ができなかった。いやいや、そもそも恋人からのこの手のお願いにどう反応するのが正常なのか一切わからない。

 なにより、この自称えっちくない恋人は急にどうしたの?

 僕の反応を見てか、璃月は不安そうに上目遣いをすると真意を話し始めた。


「もっと鳴瑠くんの体温を感じて寂しさを紛らわせたいの。そー思ったら、お洋服邪魔だなーって思って・・・・だめぇ?」

「んー・・・・別に璃月の前で服を脱ぐのはいいし、ぶっちゃけ見てもらうのとか好きだし、いいんだけど」

「えへへー、私に裸、見られたいんだ」


 嬉しそうに笑う。

 視線が僕の下半身に言っている気がしてならないのは気のせいだと思う。なんたって、彼女は自称えっちくない恋人だからだ。


「でもなー、ここ学校だし。誰かに見られるかもしれないのは恥かしいかも」

「え、鳴瑠くんって学校とかでやっちゃいけないことをして、背徳感で興奮するえっちな彼氏だと思ってたのに・・・・・」


 僕を何だと思ってるの。答え、変態だと思ってる。

 失望されたみたいで、じゃっかん心にダメージがぁ‼


「違うんだ、璃月」

「何が違うの?」

「他の人に見られたくないの。僕は璃月だけに独り占めされてたいの。だから外とか、学校とかではあんまり脱ぎたくないっていうか」


 どんな弁解をしているんだろうか・・・・・。

 外や学校で服を脱がないことなんて当たり前のことなのに。とりあえず、我に返ったら終わり。どうにか正気にならないように努める。

 で、璃月はというと。


「そっか、そっかぁ、私以外にお洋服をぬぎぬぎしてるとこ見られたくないのかぁ。まったくぅー可愛いなぁ、鳴瑠くんは」


 ちょっと嬉しそうに顔をほころばせていた。


「だったら、代案とかない?」

「んー、服を脱ぐのは嫌だけど、璃月が入るんだったらいいかも」

「お洋服の中に入る、かぁー。おぱんつの中?」

「・・・・っほんと、むっつ璃月は、ド変態だな」

「むっつりつきって、むっつりつきってゆった‼しかもド変態ってゆった‼そーゆー悪口はダメなんだよぉ‼イジメの始まりなんだよ‼そもそもえっちくないもん‼」


 ここまで何の説得力もない言葉、璃月から聞いたのは何度目だろうか。

 だって、えっちくない子は彼氏のパンツの中に入ったりしようとしないし。そもそも学校で服を脱がせようなんてしたりはしないと思うの。絶対しないと思うの。

 にしても、どうやってパンツの中に入ろうとしたのかは気になる僕がいる。


「うんうん、璃月はえっちくないねー」

「適当に流さないで」


 そんなやりとりをしてから、


「Tシャツの中に入る程度のレベルで、僕は想像してたんだけど」

「あー、それくらいね。私も最初からそれくらいだと思ってた。鳴瑠くんにちょこーっと合わせてみただけなんだから」


 初手でパンツに入ろうとした子が何を言う。

 これ以上イジメるのはかわいそうなので、言及はしないでおくけど。

 それから璃月は、


「それじゃ、お邪魔するね」


 言って、僕のジャージのTシャツをめくると頭を、何のためらいもなくスポっと入れた。その様子はなんというか・・・・。

――雪国にいる狐が得物を狩ろうとして、頭を雪の中にズッポリ入れてる図に近い。

 何ていうのかな、傍から見て、とってもアホっぽい状況なんだけど。何より一番くる想いとしてはアホ可愛くて仕方がない‼

 しかも、上機嫌に可愛い小さなお尻もフリフリしてる。

 で、そうしているうちに僕は思う。

 彼女が服の中で動くたびに、アホ毛や髪の毛先、吐息などが直に肌に当たってくすぐったい。もっと正確に言うと、えっちな感じの気持ちよさが広がる。

 言い訳みたいになるけど、仕方がないことだった。

 だって僕の身体は璃月の手によって、9月1日の日に全身性感帯へと改造させられているのだから。むしろ、気持ちよくならない方がおかしかった。

 ちなみに、僕を含んだ璃月以外に触れられても感じず、満足できないように調教されているということも忘れずにつけくわえておく。

 そんなわけで、


「ん・・・・んん・・・・・あぅ・・・・ん・・・・うう、ううぅん」


 あまりの気持ちよさに声が出てしまう。

 それを自身の手で口を抑えることによって、どうにか声がでないように努める。ここにいるのは璃月だけだと思うけど、万が一誰かに聞かれたくない。

 そんな思いからの行動だった。

 なんか・・・・・僕がえっちなマンガのヒロインみたいになっている気がしてならない。そんな想いも璃月からの気持ちいい愛撫により吹き飛ばされてしまう。

 たぶん、僕が気持ちよくなっているのを感じとったのだろう。

 璃月はより楽しそうにお尻を左右にふりふりさせる。最終的に彼女は僕のお腹を、彼女の可愛い舌で「ぺろり」と舐めあげた。

 さすがにこの刺激は――ッ‼


「ん、んんぅぅ・・・・だめぇー」


 ピリピリとした電流のようなものが、背中やお腹周り、身体中を駆け巡り、最終的には脳に到達。身体を無意識に震わせてしまう。

 たまらず切なくなって、Tシャツの中の璃月を「んー」といううめき声とともに、強く抱きしめてしまう。お腹に璃月を感じて切なさを埋めてゆく。


「んー、んー、にゃーくぅん、くるひー、くるひよー」


 Tシャツの中で騒いでいるが、抱きしめる力を緩めることはできない。とにかくこうなってしまえば、気持ちのいい波が引くまで彼女をはなすことは自分の意思でどうにかすることはできないのだった。

 ようやく、身体が自分の意思で動くようになって腕の中から解放してあげる。とはいえ、起き上がることはもう少しの間、無理そうだ。

 そんな僕とは対照的に「ぷはー」とTシャツの中から出てきた璃月。こっちに来るように言うと、彼女は素直にやってくる。そんな彼女にジト目を送って、柔らかなほっぺをつまんでひっぱった。


「むー、よくもやってくれたなー」

「きもひひーほとはいいことれしょ?(気持ちいいことはいいことでしょ?)」

「そーだけど、そーなんだけど・・・・」


 だんだんと顔を合わせるのが照れ臭くなって、目を逸らす僕。ついでにいつまでも触っていたいほっぺも、これ以上つねって引っ張るのが可哀想だったので話してあげることにした。


「でも僕、腰がぬけちゃってもう少し休まないと、お姫様抱っこはおろか、立つこともできないんだけど。どーしよ」

「んー、あと制限時間まで10分あるし、きっと平気だよ」

「そうかなぁ・・・・」

「うん。きっと大丈夫。だって、私もそーだけど、自分のことじゃできないことでも、鳴瑠くんの為なら出来る、頑張れるって思うこといっぱいあるもん。だから、その逆で鳴瑠くんも私の為ならきっと限界だって超えられるよ」


 笑顔でそんなことを言う璃月。

 少し考えてみる・・・・うん、たしかに璃月の為ならと思えばなんでもやりたくなる。できる気がしてくる。まったく、単純な彼氏でしかないじゃないか。


「そうかも」

「だから、腰抜かさせちゃった私がゆーのもなんだけど。ほんとにゆーのもなんだけど、改めてお願いするね。私をお姫様抱っこでゴールさせてほしいかも」

「わかった。絶対に連れてくね」

「うん‼」


 嬉しそうな璃月の顔を見て元気が湧いてくる。

 それから立てるようになった僕は彼女をお姫様抱っこをする。

 僕たちはそのままの状態で体育祭の会場であるグラウンドに。ピンク色の歓声ともに制限時間1分前にゴールし、会場を沸かせながら彼女の夢を叶えたのだった。

 ちなみに順位は30位だったのは、言うまでもないことだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る