山の音(あるいは山ノート)

こんな夢を見た。私は山小屋の中にいる。グループホームで以前施設長だった方がいる。その方に「あなたも山を歩くのに慣れた方がいいから」と地図を渡される。どうやらその地図を頼りに私はどこかに向かわないといけないらしい。山を歩くのはこの歳にはつらいことだとも思うが、まあ仕方がない。ふと同僚の方がその小屋にいるのを見かけて声をかけてみる。その方が1冊の本を持っているのに気づく。その本について教わる。「これは『失われた時を求めて』並みに長い小説です」とその方は言う。「日本が原子爆弾を落とされた歴史が記された小説です」。

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